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ジャケット側面前身頃と後身頃の間細腹付

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この記事の内容は、
2019年9月11日当時のものです。
公開から5年以上経過しています。
(1899日)

テーラード豆知識

ジャケットの側面の前身頃と後身頃の間に細腹が付く物は、

脇ダーツが付く物のダーツが

腰ポケットの切り口を貫通し裾まで到達する事で、

前身頃と完全に分離した形態でございます。

位置はずっと背中寄りでしたが、

この細腹はモーニングや燕尾服のジャケットでは

以前から存在しており、

スーツ登場時には省略したものを復刻させたとも言えます。

生地も節約でき生産効率に優れる事から、

第二次大戦後、

特に既製品のジャケットを中心に一気に普及した仕様です。

脇ダーツ付きよりチェストから胴囲の立体感を

更に確実に出せる事から、

今日ではオーダーでも多く見られる様になりました。

この細腹の名は英語のサイドボディー

もしくはサイドパネルが訛った事が由来との説もあります。