ジャケット側面前身頃後方脇ダーツ付
この記事の内容は、
2019年9月10日当時のものです。
公開から5年以上経過しています。
(1900日)
2019年9月10日当時のものです。
公開から5年以上経過しています。
(1900日)
テーラード豆知識
ジャケットの側面の前見頃後方に脇ダーツが付くのは、
チェストの立体感を増し胴囲のダブツキを解消する目的で、
スーツの原型が登場して早い段階で考案された工夫です。
腰ポケットの切り口の後端の辺りから前脇に向かって
ダーツが取られます。
これは更に、
上端がアームホールまで届かない物と、
そこまで到達する物とに分類できます。
アームホールまで届かない物は
モーニングや燕尾服のジャケットで見られた技法を
そのまま応用した物の様ですが、
今日では稀にしか見る事が出来ず、
現在はアームホールに到達する方が圧倒的に主流でございます。