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ジャケットコンケーブショルダー

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最終更新日
この記事の内容は、
2019年7月27日当時のものです。
公開から5年以上経過しています。
(1948日)

テーラード豆知識

 

コンケーブとは凹んだを意味する英語の形容詞で、

ジャケットのコンケーブショルダーとは、

その名の通り首から一旦下降するものの

途中から肩先に向けて反り上がる形状の肩線の事でございます。元々はジャケットの重さを首から脊柱に集中させ、

肩に直接負担を掛けない様にする設計上の工夫だった様ですが、

反り上がりの程度が時代によって大きく異なります。

ナチュラルショルダーとそれ程見分けが付かない穏やかな物は、1930年代のイギリスの紳士服に多く見られた一方、

反り上がりの激しい物は、

1960年代中盤から1970年代前半にかけての

フランスやイタリアの紳士服の代名詞にもなったディテールです。

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