ジャケット貫通ダーツ
この記事の内容は、
2019年6月30日当時のものです。
公開から5年以上経過しています。
(1972日)
2019年6月30日当時のものです。
公開から5年以上経過しています。
(1972日)
テーラード豆知識
ジャケットの貫通ダーツとは、
胸ダーツは通常、
腰ポケットに接した辺りが下端となりますが、
その胸ダーツが前身頃の裾まで
貫通している様に見える状態を指します。
これは主に下腹部が出っ張っている人向けで、
貫通ダーツと腰ポケットの切り口の線を利用して
ジャケットの腹グセを取る為の、
いわばパターン上の一種のテクニックです。
胴囲やヒップに比べ
チェストが大きい方向けに用いられる場合もあります。
1990年代終盤に脚光を浴びた
イタリアのナポリのジャケットで注目された意匠の1つで、
当時はナポリ仕立ての専売特許とか
高級品の証とかともてはやされました。
しかし、実際には、
イギリスの注文服などにも
胸ダーツが本格的に採用された頃から見られる仕様で、
必ずしも万人向けとは限りません。
https://instagram.com/sada_suitcollection?igshid=ghx4omnaoqc2
https://www.instagram.com/ordersuit.sada.kanazawa/?hl=ja
も宜しくお願い致します。