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🖤真スーツの知識 カフスボタン

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最終更新日
この記事の内容は、
2023年3月24日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(602日)
カフスボタンのはじまりには所説あり
1812年、ナポレオン・ボナパルトがロシア帝国に侵攻するため
極寒の中を隊員とともに進んでいたところ、
隊員たちは鼻水をジャケットのカフスで拭いていたそうで
侵攻する際にはどの隊員の袖も鼻水でカピカピに。
敵国を身なりから威圧することを重んじたナポレオンにとって、
それは許し難い出来事で
鼻水を拭かせないようにカフスに金属の釦をつけた説と
医師がジャケットを羽織ったまま診察ができるように、
袖まくりできるよう
カフス口を開き、
そこを開閉できるようにカフスボタンをつけた
サージョンズカフス説がある。
カフスボタンの数は、
そもそもイングランドなら4個、
スコットランドなら3個というように
自分の出身地を表すものだったそうです。
しかし日本にそのような文化はないため、
カフスボタンの数に正解はありません。
現代においては機能的な意味が無く、
装飾としての役割が大部分を占めています。
このスタイルだからこの数と言う様な決まりはありません。
手や腕の動きの邪魔になるので付けない筒袖から
5ツ釦位まで様々な選択肢があります。
一般的には数が少ない程
カジュアルな印象を与え活動的な雰囲気に、
4ツ釦以上になると重厚な印象になり
安心感、信頼感を演出します。
大きさはジャケットフロント釦より
一回りか二回り小さな釦を付ける場合が殆ですが、
ジャケットフロント釦が1ツ釦の場合は
それと同じ大きさの釦を用いるケースもあります。