袖裏用に織られた生地をそのまま袖裏と称され
ジャケット着用時の腕を通りやすくする為に
ストライプやヘリンボーンなどで袖用に織ってあります。
特にキュプラ生地の袖裏は滑りが断然に違います。
裏地と同じ生地が袖にも使用されてる事を共袖と言います。
これは裏地と袖用の裏地を同じ生地にする事で
生地の用尺を少なくできるのでコストを抑える事ができます。
日本で高級とされる額縁仕上げは
外袖の裏側の縦と横の端を45度の角度で折りたたんで始末した意匠で
余分な生地が周辺にダブつかず
見た目も美しいのが特長です。
生地の余り白を多く持てず後々の長短の調整か効きにくく、
海外ではオーダーでもこの意匠はあまりお目にかかれません。