真スーツの知識 1ボタンカフス オーダースーツSADA 金沢香林坊店 投稿日 2023年6月9日 最終更新日 2023年6月24日 この記事の内容は、2023年6月9日当時のものです。 公開から1年以上経過しています。(533日) カフスボタンのはじまりには所説あり 1812年、ナポレオン・ボナパルトがロシア帝国に侵攻するため 極寒の中を隊員とともに進んでいたところ、 隊員たちは鼻水をジャケットのカフスで拭いていたそうで 侵攻する際にはどの隊員の袖も鼻水でカピカピに。 敵国を身なりから威圧することを重んじたナポレオンにとって、 それは許し難い出来事で 鼻水を拭かせないようにカフスに金属の釦をつけた説が有名。 カフスボタンの数は 英国ガーズディヴィジョンのそれぞれの連隊をあらわし 1ボタンは 1656年イングランド王チャールズ2世が創設した グレナディアガーズの地域に関連して イングランド出身のブレザーを表すものとなりました。 しかし現代においては機能的な意味が無く、 カフスボタンの数に正解はありません。 装飾としての役割が大部分を占めています。 一般的には数が少ない程 カジュアルな印象を与え活動的な雰囲気になり 1ボタンはスポーティな印象があります。 1ボタンの場合の大きさは ジャケットフロント釦と同じ大きさの 2.0釦を用いるケースもあります。 2000年代のトム・ブラウンにインスパイアされての コットンシャンブレーのセットアップで 6.0ハイゴージノッチドラペルのアンコンジャケットは 2.0の1ボタンサージョンズカフス、 1フォワードプリーツクロップドトラウザーズ 、 コットンシャンブレーのタイ、 コットンシャンブレーのラウンドボタンダウンシャツ、 90年代のロングノーズローファー。 ※写真の小物類はスタッフ私物の為、店舗販売はされていません。 ※写真の生地デザインは、現在店舗では指定できません。