真アウターの知識 コンケープドショルダー オーダースーツSADA 金沢香林坊店 投稿日 2024年2月23日 最終更新日 2024年5月9日 凹んだを意味する『コンケーブ』は 首から一旦下降し 途中からショルダーポイントに向けて 反り上がる形状のショルダーラインです。 重さを首から脊柱に集中させて、 肩に直接負担を掛けないようにする設計上の工夫でした。 反り上がりの程度は時代によって大きく異なり、 1930年代のイングランド系では ナチュラルショルダー寄りで多く見られ、 反り上がりの激しいものは、 1960年代中盤から1970年代前半にかけての フランス、イタリアの テーラードの代名詞にもなったディテールです。 ✳︎ 1970年代前半のトミー ナッターにインスパイアされた カントリー色の強いライトウェイト100ozの グレンチェックツイード生地による アワードグラスシルエットの コンケープドショルダージャケットは フィッシュテイルフレアードシルエットカフス、 ダブルフラワーホールが特徴で ウエストコート、フレアードトラウザーズ、 シャツ、タイ、ハンチングは タブー視される チェックオンチェックオンチェックオンチェックによる 全て異なるグレンチェックで合わせました。 ヴィンテージなオリバーピープルズ製オーバルメタルグラス、 ポケットウォッチチェーン、 英国チーニーのポインテッドトゥチェルシーブーツ。 ✳︎ ✳︎ ※写真の小物類はスタッフ私物の為、店舗販売はされていません。 ※写真の生地デザインは、現在店舗では指定できません。 ✳︎ 撮影協力:重田将秀邸『Nostalgia StrangeLand』