アウターの知識13 1ボタンカフス オーダースーツSADA 金沢香林坊店 投稿日 2025年1月13日 最終更新日 2025年2月2日 ★ カフスボタンのはじまりには所説あり 1812年、ナポレオン・ボナパルトがロシア帝国に侵攻するため 極寒の中を隊員とともに進んでいたところ、 隊員たちは鼻水をジャケットのカフスで拭いていたそうで 侵攻する際にはどの隊員の袖も鼻水でカピカピに。 敵国を身なりから威圧することを重んじたナポレオンにとって、 それは許し難い出来事で 鼻水を拭かせないようにカフスに金属の釦をつけた説が有名。 カフスボタンの数は 英国ガーズディヴィジョンのそれぞれの連隊をあらわし 1ボタンは 1656年イングランド王チャールズ2世が創設した グレナディアガーズの地域に関連して イングランド出身のブレザーを表すものとなりました。 現代においては機能的な意味が無く、 カフスボタンの数に正解はありません。 装飾としての役割が大部分を占めています。 一般的には数が少ない程 カジュアルな印象を与え活動的な雰囲気になり 1ボタンはスポーティな印象があります。 1ボタンの場合の大きさは ジャケットフロント釦と同じ大きさの 2.0釦を用いるケースもあります。 ★★ 2000年代のトム・ブラウンにインスパイアされての コットンシャンブレーセットアップで 6.0ハイゴージノッチドラペルのアンコンジャケットは 2.0の1ボタンサージョンズカフス、 1フォワードプリーツクロップドトラウザーズ 、 コットンシャンブレーのタイ、 コットンシャンブレーのラウンドボタンダウンシャツ、 90年代のロングノーズローファー。 ★★ 写真の小物類はスタッフ私物の為、店舗販売はされていません。 ※写真の生地デザインは、現在店舗では指定できません。 ★