袖口についてのお話
この記事の内容は、
2023年10月20日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(398日)
2023年10月20日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(398日)
これまでスーツの袖口について何か考えたり、気なったことはありますでしょうか。大半の方はないと思います。ただオーダーではここも調整のしどころの一つです。
上のネイビーのスーツは、袖全体が太いモデルです。実際に腕が太い方用のスーツだからです。ただ、お客様が「すこし腕をすっきり見せたい」というときに使う補正が袖口巾の変更です。ここを1cmから2cm細くするだけで全体的にかなりしまった印象になります。
もちろん二の腕を絞ることもできます。これらの補正は、フィッター側も気になったらご相談しています(ただ、細くすると腕の可動域に支障が出そうなときには、あえて細くする補正は行いません)。
滅多にありませんが、逆に袖口を広げてフレアにすることもできます。細いモデルでしたら優美さがでる、あるいはパンツの裾を大きめにフレアにしている場合でしたら、バランスがとれるでしょう。ただパンツのフレアも男性では稀ですね。
いずれにせよ、袖は長さも含めスーツ全体の印象を大きく左右するパーツです。ご注文いただける際には、納得いくまでご相談いただければと思います。