スリーピーススーツの魅力とは?着こなしのポイントやマナー、着用シーンについても解説
S.Y様
2022年5月9日当時のものです。
公開から2年以上経過しています。
(923日)
https://www.ordersuit.info/stores/kobe-sannomiya/collection/149144/
みなさん、こんにちは。神戸三宮店・藤です。
本日もお客様の素敵なスーツ姿をご紹介したいと思います。
S.Y様
今回シングル三つ揃いと、ダブル三つ揃いをご注文いただき、こちらはシングル上衣をご試着いただきました。
ネイビーにライトグレーとブラックのウィンドーペンチェックの入ったお洒落な生地をお選びいただきました。
素材は撥水加工付きですので、機能性にも優れています。
見た目がスッキリ見えるようにとのご希望でしたので、全体的にタイトめに仕上げております。
ご満足いただけたようで、お褒めのお言葉もいただきました。
次回は秋冬物で、とのことでしたので、またのご来店をお待ちしております。
この度は撮影に快くご協力いただきありがとうございます。
さて今回、お客様には三つ揃いスーツ、つまり「スリーピーススーツ」をお仕立ていただきました。
スリーピーススーツは伝統的で魅力あるスーツスタイルです。
着こなしのポイントやマナー、着用シーンなどをご紹介するので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
スリーピーススーツとは
スリーピーススーツとは「ジャケット」「ベスト」「スラックス」からなる、スーツの最上級ともいわれるスタイルです。
他のスーツと根本的に異なるのは「ベスト」を着用する点。
スーツスタイルにベストが入ってくることで、よりオシャレに、かつフォーマルな着こなしが可能になります。
スリーピーススーツについて理解を深めて、上手に着こなしましょう。
スリーピーススーツの魅力
スリーピーススーツにはいくつも魅力といえるポイントがあります。
そのうち主なものをご紹介しましょう。
ジャケットを脱いでもフォーマル
ジャケットを脱いでもワイシャツ1枚にならず「フォーマル感」を維持できます。
本来、スーツスタイルにおいてワイシャツは下着の扱いです。
つまり、ワイシャツ1枚になるのは下着1枚になるのと同じ扱いになります。
現代、特に日本の社会ではそこまで厳格に考えることがありませんが、ベストを着ているとしっかり見えるのは明らかです。
オフィスでも一目置かれた存在になること間違いなしでしょう。
ベストなしでもOK
ベストはスリーピーススーツの最大の特徴ですが、必須というわけではありません。
状況に応じて、ベストは着なくてもよいのです。
「今日はツーピースがいいな」と思ったら、気分に応じてベストを脱いでもOK。
自由な着こなしができるのも、スリーピーススーツの魅力です。
防寒対策にも
単純にベストを1枚着るだけで防寒対策になります。
特に秋冬の寒い時期におすすめです。
夏場でもエアコンが効いて寒すぎる場合に、ベストがあればジャケットの下に着て調節できます。
寒さ・暑さに弱い人に、温度調節にも使えるスリーピーススーツはおすすめです。
スリーピーススーツを着こなすためのポイント
スリーピーススーツを着た際にマイナスの印象を与えないために、押さえておきたいポイントが3つあります。
ポイントを押さえて、スリーピーススーツを上手に、よりオシャレに着こなしましょう。
ベストのサイズ感に注意する
ベストはジャストサイズを選んでください。
スーツの中に着るベストは、大きくても小さくてもスーツスタイル全体の雰囲気を損ねてしまいます。
ジャストサイズのベストを選ぶ際に意識したい点は「腰周り」と「袖ぐり」です。
それぞれ見ていきましょう。
腰周り:立ったときにシワができないように
腰回りは立ったときにシワができず、座ったときに少しだけフロントの生地がピンと張る程度がジャストサイズです。
座ったときにボタンが引っ張られないなら大きすぎ、引っ張られすぎてボタン周りにシワができるようなら小さすぎです。
大きすぎるとスーツが窮屈に、小さすぎるとベストが窮屈に見えます。
しっかりジャストサイズに合わせて、スーツ全体の印象を損なわないようにしてください。
袖ぐり:腕の太さに合わせて穴が余りすぎないように
袖ぐりは腕の太さに合わせ、穴の空間を余らせすぎないようにしましょう。
袖ぐりとは腕を通す穴のことで「アームホール」とも呼びます。
袖ぐりが余りすぎていると思った以上にだらしなく見えてしまうので注意が必要です。
逆に小さいと、腕を動かしたときに背中や肩が大きく浮いてしまいます。
シワの原因にもなってしまうので、袖ぐりもピッタリサイズに合わせてください。
ネクタイやシャツがはみ出ないように
ネクタイやシャツが、ベストとパンツの隙間からはみ出ないようにしましょう。
シャツはパンツの中に入れてしまえばいいのですが、ネクタイがはみ出てしまうだけで、一気に全体がだらしなく見えてしまうので注意が必要です。
ネクタイが長すぎるときは、ベストの中でネクタイピンを挟んだり、ネクタイが短くなる結び方をしたりするなどで対応しましょう。
どうしても合わない場合はネクタイの変更も検討してください。
サスペンダーを使うのも〇
スラックスを吊すための道具「サスペンダー」を使うのもおすすめです。
サスペンダーを使うと、ベルトを装着する必要がなくなります。
ベルトがあるとベストが膨らんで見えてしまうので、サスペンダーに変更すればよりスタイルアップして見えるでしょう。
そもそもサスペンダーはベストの下に着けるのが基本のアイテムなので、スリーピーススーツとの相性はバツグンです。
ウエストの位置も完璧にキープできるので、ぜひサスペンダーの使用を検討してみてください。
スリーピーススーツのボタンのマナー
シングルスーツの一番下のボタンを留めないように、スリーピーススーツにもボタンのマナーがあります。
ジャケットとベストに分けてチェックしていきましょう。
ジャケット:ボタンは全部外す
ジャケットのボタンは全部外すのが基本です。
せっかくのベストが見えなくなってしまうので、ボタンを留めたらスリーピーススーツを着ている意味が半減してしまいますね。
とはいえ、ボタンを留めること自体はマナー違反ではありません。
例えば、ビジネスシーンで目上の人や社外の人がスリーピーススーツを着用していて、ジャケットのボタンを留めているときはそれに合わせるべきです。
ジャケットのボタンを留める場合は、シングルスーツを着るときのように一番下のボタンだけ外しましょう。
ベスト:一番下のボタンは外す
ベストは一番下のボタンだけ外します。
フロントのラインが斜めに開いているベストが多いので、無理にボタンを留めると生地が引っ張られベストの劣化につながります。
「ベストは普通のスーツと同じ」と覚えておくとよいでしょう。
ちなみにこのようにスーツスタイルで一番下のボタンを外すことを「アンボタンマナー」と呼びます。
「スクエア型」のベストはボタンを全部留める
例外として、フロントのラインが斜めに開いておらず、裾がL字になった「スクエア型」のベストはボタンを全部留めた方がよいでしょう。
スクエア型は、ボタンが2列の「ダブルベスト」に多く採用されています。
より大人っぽい着こなしを演出するダブルベストの着用を考えている方は、覚えておきましょう。
スリーピーススーツを着用したいシーン
スリーピーススーツをぜひ着用したいシーンを紹介します。
寒い時期の防寒対策として
秋冬の寒い時期は、単純に防寒対策としてスリーピーススーツが効果的です。
ベストが1枚加わるだけで暖かさがまるで違います。
また、エアコンが効いていて部屋が暑ければ、ジャケットを脱いでもOKです。
気温に合わせて自由に調節できるので、寒い時期にはぜひスリーピーススーツを着用しましょう。
結婚式にもピッタリ
最近は結婚式にスリーピーススーツを着用する人が増えてきています。
冒頭で触れたように、スリーピーススーツは「スーツの最上級スタイル」です。
ネイビーやグレーのスリーピーススーツを用意しておけば、ビジネスにも結婚式にも使いまわせます。
普段仕事で着ていたとしても、周りに「結婚式用に準備してきた」という雰囲気が伝わります。
ベストだけ普段とチェンジして、少し華やかなテイストにコーデするのもOKです。
結婚式に参加する予定のある方は、ぜひスリーピーススーツを揃えてみてくださいね。
オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?
オーダースーツSADAは、初回お試し19,800円(税込21,780円:2022年10月現在)からスーツのお仕立てができるオーダースーツブランドです。
これまでに累計500万着以上のスーツを仕立てた実績があります。
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2ボタン シングルスーツ スリーピーススーツ
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