オーダースーツSADA 神戸三宮店のカバー画像
意外と知らないスーツのボタンの留め方を、スーツの特徴とともに解説します!のアイキャッチ画像 意外と知らないスーツのボタンの留め方を、スーツの特徴とともに解説します!のアイキャッチ画像

意外と知らないスーツのボタンの留め方を、スーツの特徴とともに解説します!

M.Y様

投稿日
最終更新日
この記事の内容は、
2022年10月31日当時のものです。
公開から2年以上経過しています。
(753日)

知っているようで意外と知らないボタンの留め方のルールとマナー。スーツの飾りボタンの存在と、見分け方などはご存じでしょうか。この記事では、2つボタンのスーツをメインにボタンのつき方によるスーツの特徴やボタンの留め方のルールとマナー、シーン別の対応などを見ていきます。この記事を読んでスマートなボタンの活用方法を知り、スタイリッシュにスーツを着こなしてください。

オーダースーツSADA

神戸三宮店

2つボタンスーツの特徴


2つボタンは最もスタンダードなスーツの形です。Vゾーンの広さも程よく、ウエストラインにくびれを作りやすいので全体的にシュッとした印象になるため、ビジネスにもフォーマルにもカジュアルにも使えることが特徴です。

初めてスーツを買う方にもおすすめで、1着は持っていたいスーツの種類といえます。

その他のスーツのボタンの種類

2つボタン以外にもたくさんのボタンのつき方があります。シングルであったりダブルであったり、ボタンの数もつき方も変わってきます。それぞれのスーツの特徴を見ていきましょう。

シングルスーツの場合

・1つボタン

1つボタンのためVゾーンが広く、ドレッシーな印象を与えるのでフォーマルスーツは1つボタンです。その場合、ボタンを留めて着用し着席する時もボタンは外しません。型崩れしないのであれば、ボタンは留めておくのがマナーになります。

・ 3つボタン

3つボタンの場合、アンボタンマナーにしたがって一番下のボタンは外し、一番上と真ん中のボタンを留めて着用するタイプのものと、「段返り」といって一番上のボタンがラペル(襟の折り返し)の部分に隠れている仕様で、真ん中のボタンだけを留めて上と下のボタンを外しタイプのものが存在します。段返りの場合、一番上と一番下のどちらのボタンも装飾目的でつけられたものです。

・4つボタン

シングルの4つボタンにデザインされたジャケットもごく少数あります。4つボタンの場合でもアンボタンマナーに従い、一番下を外しておきます。着席する際はボタンを全部外すのがマナーですので、4つボタンのジャケットは少し面倒に感じるかもしれません。

ダブルスーツの場合

・4つボタン
飾りボタンのない4つボタンの場合とボタンがV字型についていて、上2つが飾りボタンの場合があります。飾りボタンなしの場合は上下2つとも留めるか、もしくは上1つのボタンのみ留めるようになっており、V字型に斜めについている場合は一番上のボタンは飾りなので一番下だけ留める仕様です。ダブルスーツの場合は、座ってもボタンを外さないのがシングルスーツとの違いといえます。

・6つボタン

6つボタンの場合、一番上のボタンがV字型に広がっているものが大半で、この場合一番上のボタンは飾りです。6つボタン全体がV字型のジャケットの場合、上の4つが飾りで右側一番下のボタンのみを留めるタイプになっています。また、数は多くないですが、ボタンが並列になっている6つボタンのタイプは飾りボタンがなく、全てのボタンを留めて着用します。

2つボタンの正しい留め方

ボタンの留め方には「アンボタンマナー」というものが存在します。
一見分かりにくいですが一番下のボタンは飾りボタンで、上の留める用のボタンと比べると微妙に外側についています。

したがって、無理に留めてしまうと前スソの重なる部分もおおくなりシワが寄ってしまいますし、ウエストラインのシルエットも崩れてしまうため留めないことがマナーです。

1960年頃までは、ボタンの付き方に関係なくスーツのボタンは全て留めるのが正しいとされていました。現代のスーツと違い昔は前ボタンの位置も全体的に高く、一番下のボタンを留めてもシワにならずラインも崩れないデザインだったのです。

その後ボタンのデザインは改良され、ボタンの位置が下になり現在の位置となりました。今のデザインで全部ボタンを留めるとシワができてシルエットが崩れてしまいます。そのためボタンを外すようになり、一番下のボタンは留めないようになりました。

シーン別のボタンの留め方のルール

2つボタンのスーツを着用していても、シーンによってボタンの留め方のルールがありますので、就職活動やベストを着用しているときなど、どんなシーンでどのようにすべきかを解説していきます。

リクルートスーツの時

リクルートスーツでもボタンの留め方やマナーは一緒です。シングルの2つボタンがリクルートスーツの基本ですので、上1つを留める、下のボタンは飾りというのは変わりません。座る時はボタンを外すのが正しいマナーになります。

面接の時

悩むのが面接の時だと思います。お堅い企業の場合は、面接官によっては座るシーンでもボタンを外すことに対して横柄に感じる方もいるかもしれませんし、ITやアパレルの方であればスムーズにボタンを外すと評価が上がるかもしれません。

基本は座った時はボタンを外すのがルールになっていますが、スムーズにボタンの留め外しができない場合であれば、留めたまま座りましょう。

ベストを着用するとき

本来スーツはベスト付きの3ピースで着用するものですが、おしゃれ感が強かったり自己主張が強かったりするため、謙遜を重んじる日本では好まれなかった傾向があります。しかし、最近はそのおしゃれさが好感されて3ピースのスーツも多くなっているのです。
ベストを着用するときも一番下のボタンは飾りの役割なので外します。また、一番上のボタンはビジネスシーンでは留めて着用しますが、フランクなパーティーのような場所であれば外しておしゃれな雰囲気を演出することが可能です。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

「オーダースーツSADA」は、1923年創業のオーダースーツ専門店です。メンズもレディースもフルオーダーで仕立てられますし、リクルートスーツや冠婚葬祭のフォーマルスーツまで、幅広く受注しています。2022年11月現在、店舗数は全国に49店舗を展開しており、オーダースーツの専門店としては日本最多の店舗数です。

生地の仕入れ・縫製・販売を一貫して自社で行っているため、リーズナブルにフルオーダーのスーツを提供しています。そういった点も多くのユーザーから支持を受けており、仕立てたオーダースーツは累計500万着以上です。プロアスリートや政治家など、多種多様な業種のお客様に合ったスーツを仕立てているため、どんな方でもぴったりのオーダースーツを手に入れられます。

「オーダースーツSADA」では、フルオーダーメードでボタンの数やつき方もあなたのセンスに応じた仕上げが可能です。ボタンのつき方は、あなたの個性を発揮できる重要なポイントになります。工場直販ならではの品質を誇るオーダースーツをリーズナブルな価格で提供しているオーダースーツSADAまで、来店予約の上ぜひご来店ください。

シングルスーツ 2ボタン

生地素材
  • ウール70% ポリエステル30%
  • ブルーネイビー
  • 春夏生地、撥水加工
  • 7-1521
裏地
  • ポリエステル100%
  • ライトグレー無地
ボタン
  • 無料釦
  • ネイビー
オプションその他
  • PP加工(折り目を消えにくくするプリーツ加工)
担当スタイリスト 宮島