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今だから礼服とブラックスーツの違いを知っておこう。その2

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最終更新日
この記事の内容は、
2023年4月16日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(579日)

皆さん、こんにちは。

昨日の続きです。

前回は生地に関してでしたが、今回は「ディテール」について投稿します。

先ずは「襟」の形状です。

基本は一般的な「ノッチドラペル」がベターです。全般OKなディテールなので、最も推奨する襟型です。

「ピークドラペル」も礼服ではよく用いられるディテールですが、華やかさを演出しますので、

結婚式などでのタキシードイメージでの着用ならOKですが、喪の席ではご法度です。

次に「ベント」です。

ベントとはジャケットの背中に入っているスリットを指す名称です。

既製品ではたまに「センターベント」という背中の中心に1本スリットが入った礼服を見かけますが、

そもそも「スリット入りのベント」は元々、ポロやゴルフを始めとしたスポーツ競技に伴い、

動きやすさを意識して生まれたディテールなので、オーダーならば礼服はスリットを除いた

「ノーベント」を推奨します。

最後に「シルエット」です。

礼服は年間でもそんなに袖を通す事はそうそう無いと思います。

ですので、体型が変化して久しぶりに着てみたらきつくてしょうがないなんて事にならない様に、

今風なスマートな造りにせず、気持ちゆったりなシルエットにしておきましょう。

(45歳の私も経験がありますので、これは強くお勧めします)

また、パンツにウエストアジャスターを付けておくと、尚安心です。

その場の好みで前後3~4㎝スライド調整できるので、特にお酒とか飲んだら便利でしょうがないです。

以上からザックリ礼服とブラックスーツの違いを解説しました。

特に社会人になった時、礼服ほど知らないと恥をかいてしまう服装もそうないと思います。

逆に、その場にふさわしい装いをすると、流石!と思わせるツールにもなりますので、この機会に

是非お調べしてみましょう。

ではまた。