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もっと迷って欲しい(スタッフの独り言4)

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最終更新日
この記事の内容は、
2023年8月21日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(454日)

「オーダーメイド=自分の為の注文品」です。

たまに何でも良いという方、自分では決められず同行者に意見を求める方、即決される方。

お客様の選択は千差万別です。まさに。

ただ、個人的には大事に長く着用してほしいという気持ちもあるものですから、

出来たら時間が掛かってもそこそこ良いので自分で迷って自分で決めて欲しいと内心思っています。

でないと、愛着の湧き方が結構違ってくるもんなんです。

前職はブライダルジュエリーを始めとしたオーダージュエリーの専門店に居ました。

そこでオーダースーツもやっていて、私はジュエリーもスーツも両方担当しましたが、

特に結婚指輪とかになるとジックリ迷い抜いて決めて頂いた方は、比較的ちょこちょこメンテナンスをお任せ頂いたりしましたし、普段も無くさない様にとか傷があまりつかないようにとか気を使ってお手入れもされて大事になさって頂いていました。実際、すぐに決めた方よりも傷の入り方など指輪の状態が一目瞭然でした。(金額が金額なのでそれはそうなんですが・・・)

スーツもお返し品でご注文頂いてたりしていましたので、やはり長く大事に着用頂いてました。(お子さんのお宮参りとか卒園式とかなどの式典やお呼ばれとかにもちゃんと着用頂いていましたし。)

まぁ、いかんせん生地ですからいつかは傷んでとかで最早これまではいつかは有るでしょうが、

その「最早これまで」を出来るだけ先延ばしに出来る様にして欲しいのが個人的な思いです。

これに必要なのが「愛着」ってもんでございます。すぐに決めたという過程よりも、迷って決めたという過程が思い出になって愛着が染みてくると思います。

なので町田店にお越し頂いた際には、時間を忘れて生地も釦も裏地もディテール選択も採寸も色々迷ってください。なにしろオーダーメイドなんですから。

とことんお付き合いさせて頂きます。