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今こそ、ウールという素材を知るべき時:3

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最終更新日
この記事の内容は、
2023年9月4日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(441日)

皆様こんにちは。町田店のスタッフです。

今回は、ウールの防汚性にスポットを当てていきます。ザックリと。

最近では手入れのしやすいポリエステルを始めとした化学繊維が幅を利かしていますが、

本来絨毯やカーペットはウール素材で作られています。

なぜか?

ウールは保湿機能が優れていると前回話しましたが、それ故に静電気が起きにくいので「ホコリ」や「汚れ」が付きにくいのです。そもそもね。

また天然の撥水性があるので水弾きもそこそこにあり、そして燃えにくい難燃性もあるので、

本来元々、カーペットや絨毯にも使われているのです。ちょっと焦げてもその部分を除去すれば

元に戻るというくらいには。

加えて、これも前回話しましたが、環境下に合わせた放湿性が有るのでいわゆるエアコン作用があったり化学繊維特有の環境ホルモンも吸着してくれるので、やはりトータルの性能で見ると化学繊維では

叶わない素材の良さがウールにはあります。

ということなので、ウール100%で仕上げられたスーツは余程汚れが酷いとかでない限りは、

クリーニングに出さなくてもOKですし、なんなら軽くスチームを当てて風通しして、陰干しして。

で十分なのです。というかクリーニングに出す必要ではなく洗う必要は無いと言っても過言ではないんです。(上襟周りは流石にスチームとか当ててください。脂つきやすいので)

※この黒い所です。

ここで上げると色々大人の事情で良くない為、詳細は控えますが、「ウールTシャツ100日チャレンジ」という企画がなされて、実際に100日間洗濯ゼロで毎日それを着続けたそうですが、全く不快でもなく臭いも出なかったという結果で終わったそうです。

それほどの性能があるという事です。

まぁ天然繊維だけにちょっと高いのが気になると思いますが、ここまで言われるとウール100%のスーツの方が長い目で見ると長く着られると思いませんかね?

静電性もないので毛玉もできないし、防汚性や日常基本的に快適という性能があるんですから。

もう一度言いますが、臭いとか汚れとかあったらそれは裏地等身に着けている他の繊維素材がそれを発している可能性があるという事です。

では今回はこの辺で。また次回も作成直前に内容を考えます。いつもすいません