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生地の組成は一長一短である

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最終更新日
この記事の内容は、
2023年9月23日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(426日)

スーツ生地は大きく分けると「ウール100%」と「ウール+ポリエステル」の2つに分けられます。

「ウール100%」は柔らかいタッチでストレッチもそこそこあります。

そして天然繊維特有の艶と防汚性・吸湿性速乾性もあり、熱の伝導率が低いので夏涼しく

冬は暖かいという特徴を備えています。

また、シワが入っても2日ほど寝かせていれば回復してくれるので、

余程でなければアイロンもそんなに要らないこともあり、実は手入れが非常に楽です。

しかし、手入れをほったらかしにすると「虫食い」や「型崩れ」が促進されダメになります。

特に内勤仕事や車を運転する、プレゼンテーション用などに適した生地と言えます。

「ウール+ポリエステル」はポリエステル特有の耐久性とシワの強さが強みです。

また、強度があるので比較的破れにくい素材でもあります。

ですので特に外回りのお仕事など頻繁に外を歩き回る方にうってつけと言えます。

しかし、擦れが嵩まるとテカりが出来たり、毛玉ができやすいデメリットもあります。

簡単に言うと、利便性を追求した商品に多いのがウールとポリエステルの混紡生地です。

それぞれメリットデメリットは一長一短ありますが、オーダーメイドである以上、

永く大事に着用頂きたいので、どのシーンでどの様に着用するのかを踏まえて

生地を提案させて頂いています。

ただ、ウール100%の方がメリット高いんですよね・・・。