「台場仕立て」。蓼食う虫も好き好き
この記事の内容は、
2023年10月21日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(428日)
2023年10月21日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(428日)
今は昔、ジャケットの裏地の耐久性が弱かった時代に裏地の張替え修理の際に、
ポケットまで直さない様に施された仕立て屋さんの工夫の一つが「台場仕立て」です。
現在では、裏地の強度も品質も格段に向上したので、「ジャケットの型崩れ防止」と
「装飾的に仕立てに一手間かけた高級仕立ての代名詞」としての側面が強い仕様になりました。
一方で、見返しから脇下までを表地と同じ生地を用いるので、「若干ジャケットが重くなる」事と
「表地を多く使うのでその生地代と特別工賃がかかります」
工賃は置いとくとして、ジャケットが若干重くなるので、特に春夏に着用するスーツにはやらない方が
良いんじゃないかなと、さり気なく提案します。
この様に角にした台場もあります。
ただ、私も幾つか台場仕立てのスーツを作っていますが、どうもズッシリするのが気になり、う~ん。
という感じです。結局、普通に越したことは無いなと。
まぁ、蓼食う虫も好き好き。ってことで。
台場仕立ては¥3,300でSADAは出来ますので、ご興味ありましたらご相談ください。