結婚式シーズンに入って久しい。
9月10月は、秋の結婚式シーズンと言われています。
このところ、略礼服(ブラックスーツ)や御呼ばれ用のスーツの相談が散見されます。
ここで、注意いただきたい事が。
新郎新婦。いわゆる処の主催側は未だしも、列席する側がカーキやベージュ、ワインレッドなどの
アースカラーを着用するのは、何か服装の指定(例えば平服とか)が無い限りは辞めときましょう。
カジュアルすぎです。ストレートに失礼です。
本来はスリーピースで、
濃い目のネイビーの上下でベストは同色かグレーかブラックのオッドベストです。
成人式ならまだ良いでしょう。結婚式ではない何かのパーティーなら良いでしょう。
しかし、結婚式でアースカラーと言うのはギリギリで例えば、
ガーデンパーティーの形式かカフェウェディングなら100歩譲って良いにしても、ホテルウェディングと
なったら、ネイビーで纏めましょう。主役を引き立て祝福し、同時に華やかな装いの
女性の列席者を引き立てるのも男性列席者の役割です。だから「黒」か「ネイビー」なのです。
普段スーツは着ないから、他の人とは違ったのにしたいと良く相談されますが、逆にこういう席だから、
普通にまとめる様にした方が大人としての有り方です。
どうしてもと言うなら、ベストまでに留める事をお勧めします。
あと、指定が無い限りワインレッドは「血」を想起させる色です。
絶対に辞めましょう。ダメです。ネクタイもシャツもチーフも靴もです。
フォーマルの正しい認識が最早崩壊しているのは看過できませんので、敢えて投稿しました。
カッコよさももちろん必要ですが、先ずはその場に対して敬意を払う姿勢を装いで見せる事が
礼儀です。