スーツ選びは見た目と原糸の太さなどsuperが一番重要!最高品質のスーツ生地の見分け方とは?
2022年3月8日当時のものです。
公開から2年以上経過しています。
(983日)
こんにちは、
オーダースーツSADA松本パルコ店です!
ここ数日で冬に逆戻りしましたね、
大雪が降った地域もあるようです。
せっかく春を感じ始めたのに...
花粉は怖いですが、早く暖かくなってほしいものです!(笑)
本日もお客様の素敵なスーツをご紹介いたします!
イタリア製高級生地カノニコを使用した
とっても格好良いスリーピースのご紹介です!
こちらはSUPER110’Sなので、生地が柔らかく
肌触りが良いのが特徴です。
さらに、お上品な光沢感も感じられます!
今回、ベストは衿付きになっています!
衿を付ける事で、ドレッシーな装いになり
よりフォーマルな印象になるので、
ジャケットを脱いでもカジュアルダウンしすぎません。
ベストの背中はふじやま織の四つ葉柄です!
振り返るとインパクト大!華やかで素敵ですね。
こちらの裏地はキュプラ混合なので、
肌触りが良く、静電気も起きにくい素材です。
さらに、ボタンは光沢感のあるイタリア製の練りボタンとなっています!
ブラウン系のカラーはブルー系との相性が抜群なので、
イタリアらしい洒落た印象になっています!
細部にイタリアを感じる、
どこをとっても素敵なスーツに仕上がりました。
この度は、撮影の依頼を快くお引き受けいただきありがとうございました。
またのご来店を心よりお待ちしております。
みなさんはスーツ選びをするときに何を重視して選んでいますか?カッコよさも重要ですが、スーツ選びで最も重要なのが生地の品質です。
品質の良いスーツを着用すれば長く着ることができますし、愛着も湧くのではないでしょうか。
スーツ生地となる原糸の品質を左右するのがsuperです。
スーツ生地を見極めるポイント①生地の素材
スーツの決め手は生地の素材が大きくかかわっています。ここでは、季節ごとにマッチしたスーツ生地の素材について紹介します。
オールシーズン生地の素材
オールシーズン着られるスーツの素材には、ウール・ポリエステル・シルク・コットンの4種類あります。
・ウール
染色性が良く、深みのある色が出せて、夏は涼しく冬は暖かく着られるようなスーツを作るときによく使われます。
・ポリエステル
耐久性が強く、シワになりづらい・リーズナブルな価格で手に入るなどの特徴があります。
・シルク
吸湿性、法質性に優れていて、静電気が起きにくく、他の繊維では出せないナチュラルで美しい光沢があるのが特徴です。
・コットン
カジュアルな印象で、オンオフ兼用可能・スーツの本場イタリアで人気の素材となっています。
春夏向けの生地の素材
春夏向けのスーツの生地の素材にはモヘアとリネン、カシミアなどがあります。
・モヘア
吸湿、吸水性にとても優れている特徴があります
・リネン
ドライタッチのため夏の定番生地とされています。
・カシミア
非常に軽い上に保温性に優れているので、高級で希少性が高い素材として有名です。
スーツ生地を見極めるポイント②原産国
スーツ生地は原産国によって特徴があります。
原産国別の特徴について詳しく紹介します。
イタリアの有名ブランド生地
イタリアのスーツのハイブランドと言えばゼニアがあります。
ゼニアとは、世界最高峰のブランド生地で各国の有名スーツメーカーに生地を卸しており、ゼニアが世界のスーツの30パーセントを占めていると言われています。
ゼニアの生地は世界最高峰のブランドと言えるでしょう。
トロフィス生地は、ウールとシルクを混紡していて非常に美しい光沢感が特徴で、スーツファンの一番人気の生地だと言えます。
他にもイタリアと言えば、コスパ抜群のブランドにカノニコやREDAがあります。
カノニコの生地は、生地自体が柔らかく発色が良いという特徴があり、世界最大の人気を誇っています。
REDAは、ビジネスシーンにピッタリとマッチしていて、コスパが高いことで人気のスーツ生地です。
生産体制がしっかり管理されていて、高品質な上リーズナブルな価格が日本でも人気となっています。
紳士の街イギリスのブランド生地
紳士の街でもあり、伝統を重んじるのがイギリスのスーツ生地ではないでしょうか。イギリスのブランド生地と言えばTAYLOR & LODGE(テイラー&ロッジ)が有名です。
TAYLOR & LODGEのこだわりの高い品質を維持するために少数生産に徹し、洗う水にも気を遣い、軟水で生地を洗うことで柔らかな仕上がりになっています。
また、コスパを重視しているのがSavile Clifford(サヴィル・クリフォード)とJOHN FOSTER(ジョン・フォスター)です。
伝統を守りながら斬新なデザインを作り出しているのがサヴィル・クリフォードです。
繊維1本1本にナノテクノロジー仕上げを施してあるナノフィニッシュは、耐久性と着心地を向上しています。
ジョン・フォスターは高い耐久性を持ち、イタリア生地のような軽い着心地が人気の理由です。
スーツ生地を見極めるポイント③Super、番手、目付
スーツにはSuper、番手、目付という言葉を耳にすることがあるのではないでしょうか。
Super、番手、目付とは一体どういうものなのでしょうか。
ここでは、Super、番手、目付について詳しく紹介します。
Super
Super とは原毛の糸の太さを扱う方法です。
糸にした状態での太さを表す単位であらわしているのが、シャツやストッキングなどの生地の目安に使われる番手やデニールです。
Super 表記の高いものほど細くて繊細な原毛になります。
番手
番手は糸の太さを表す表記で、スーツ業界では「糸番手」の事を主に示します。
例えば120番手の場合だと、1,000gの綿を120m伸ばせる細さのことです。
目付
目付は、生地の重量のことを指します。
目付を確認すれば、そのスーツが春秋ものなのか冬物なのかがある程度わかるようになっています。
スーツ生地を見極めるポイント④生地の織り方
スーツの出来を決めるのには、生地の産地、糸の種類等変わりますが、もう一つ折り方で出来栄えが大きく変わります。ここでは、生地の折り方の種類別の特徴を紹介します。
・平織
平織とは経糸と緯糸を交互に追っていく折り方のことです。
経糸と緯糸が交わる部分には隙間ができて、通気性が良くなっています。
平織で織るスーツは夏物スーツによく使われる折り方になります。
また、左右対称になり見栄えもシンプルできれいな折り目になります。
・綾織
綾織は斜文織(しゃもんおり)やツイルとも呼ばれています。
2本の緯糸を通過した後に、1本の経糸の下を通すという工程を繰り返し行ってできているのが三つ綾です。もう一つが、たて糸が3本の緯糸を通過してから、1本の経糸の下を通過することを繰り返すのが四つ綾です。
この折り方は交差している部分が斜めに浮き上がっています。
織密度が非常に高く保湿性に優れているので、冬物のスーツとしてよく使われる折り方です。
・繻子(朱子)織り
経糸と緯糸のどちらかが5本以上になるのが繻子(朱子)織りと言います。
交差する点が上下左右で隣り合わせにならないように織られています。
特徴としては、光沢が出ることで、サテン生地などに使われています。
お気に入りの1着を長持ちさせるには
普段、スーツを着ていてお気に入りのスーツばかりを着ることがよくあると思います。
お気に入りのスーツはできるだけ長く着たいものです。
今回、そんなお気に入りのスーツを長持ちさせるにはどうすれば良いのかを紹介します。
1,ハンガーに掛けて休ませる
スーツを長持ちさせるために最初にやるべきこととしては、1日着用した次の日は休ませることです。
休ませるときはハンガーにかけて部屋の中で陰干しをするのが一番です。
毎日着用すると、型崩れの要因になるので、着用した次の日はハンガーにかけて休ませることが重要になります。
2,ブラッシング
スーツを1日着用すると見た目は汚れていないように見えますが、ほこりや汚れなどは付着していることがほとんどのため、着用後はしっかりとブラッシングすることが大切です。
ブラッシングをしないでいると、ほこりや汚れが繊維のすき間に入ってから生地が傷んだり虫食いの餌食になってしまいます。
そうならないようにするためにも毎日のブラッシングは大切なのです。
3,しわ取り
最後に、着用後のしわ取りも重要な作業です。
しわを放置していると、取れなくなるので、その日のうちにしわ取りをして次回着用するときにしわがない状態で着れるようにしておきましょう。
しわ取りには霧吹きをするだけで十分な効果があります。
あとは、ハンガーにかけて部屋干しをするだけで大丈夫です。
オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?
オーダースーツSADAとは、オーダースーツでありながらリーズナブルな価格で提供してくれて、ほしいスーツを手に入れることができるスーツ専門店です。
スーツの生地からこだわって、身体にピッタリあったスーツを購入したい方はぜひご相談ください。皆様のご来店をお待ちしております。
2ボタン シングルスーツ スリーピース
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