【スーツの裏地】オシャレな合わせ方のコツとは?
2023年10月30日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(388日)
オーダースーツをご購入、もしくはご購入を検討されている方の中でスーツの裏地に迷ってしまった経験はございませんか?
そもそも裏地って必要あるのかなと思ったことはございませんか?
今回はスーツの裏地の選び方の考え方とスーツの裏地の特徴や役割について詳しく解説していきます。
ぜひ最後までご覧くださいませ。
この記事を監修した人 川田 時生 (オーダースーツSADA 名古屋栄店) 名古屋栄店の川田と申します。ファッションの大学を卒業後オーダースーツSADAに入社。ビジネスからカジュアルまで幅広く自信を持ってご提案させていただきます。
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スーツの裏地の役割
滑りを良くし着脱しやすくする
裏地をつけることにより中に着ている服との摩擦を防ぎ、着脱を簡単に行うことができます。
中の衣類の透け防止になる
特に春夏物のスーツは生地自体も薄く透けやすいので裏地は透け防止として一役買ってくれます。
スーツの耐久度を上げる
生地と体の間に裏地を入れることで汗などで生地を痛めることを防ぐ役割があります。
スーツの裏地の付け方
保温性のある総裏
ジャケットの内側全面に裏地を付けている仕様
保温性に優れ主に秋冬用のスーツに使われます。
スーツの生地に直接肌が触れるのを防ぎ耐久度に優れます。
通気性重視の背抜き
裏地を肩と上部を除いて省かれている仕様
ジャケット自体も軽く、通気性に優れるので主に春夏用のスーツに使われます。
素材の種類と特徴
ポリエステル
ペットボトルと同じ(ポリエチレンテレフタレート)を使用した合成繊維になり、 軽量で安価なので裏地の中では一番使用されている素材になります。
長所
シワになりにくく破れや引っ張りに強いので強度に優れている素材になります。
また吸水性と速乾性に優れ毎日の着用に優れた素材であるといえます。
短所
吸放湿性が低いので蒸れやすく静電気が起こりやすいといった点が挙げられます。
キュプラ
綿花の種子を原材料としており、なめらかな質感が特徴です。
長所
通気性が高く蒸れにくい。
また、シルクのような上質な光沢感があり、静電気が起こりにくい。
短所
水に弱く、摩擦に弱いのでお手入れに注意が必要な素材でもあります。
ビスコース
木材パルプの繊維を再生して作られた繊維になります。
長所
染色性が高く、繊細な色合いを表現することができるので特殊な柄の素地はビスコースの生地である場合が多いです。
また、シルクのような光沢感がありなめらかな質感が特徴になります。
木材をから作られているので吸湿性に優れています。
短所
水に弱く水に濡れるとシワになり、強度も下がるのでお取り扱いには注意が必要です。
裏地の色柄の考え方
スーツと同色が基本・オシャレ感を出すなら柄裏地を
基本的にはスーツの生地と近い色で合わせるのをおすすめいたします。
一番違和感がなくベーシックな合わせ方になります。
ただ同色ですと地味なイメージになりやすいのでオシャレ感を出すのであれば柄の裏地を選びましょう。
オシャレ感がある裏地の選び方のコツ
反対色で合わせる
下の図のようにスーツの色と反対側に当たる色を裏地に持ってくるとオシャレ感も出ておすすめです。
下の画像を参考にして選んでいただくと合わせやすいかと思います。
明暗の差をつける
色の彩度(鮮やかさ)を変えるのではなく色の明暗(明るさ)に差を付けると華やかさがアップします。
スーツの色味に白を足した色と考えていただくとわかりやすいかと思います。
グレー・ブラックのスーツは比較的なんでもOK
グレーやブラックは無彩色でありどんな色とでも相性の良い色になるので裏地は自由に選んでいただいても大丈夫です。
ただし原色は避け、暗めの色や白っぽい色から選ぶといいでしょう。
オーダーであなただけの生地選びを
裏地は機能的な面もありますが表に出ない分、装飾的なデザインを楽しむことができます。
見えない部分のオシャレは好印象です。
裏地は通気性や袖通しを良くしたりと着心地に関わる部分なので実際に触れて選びたいところ。
今回の記事で紹介いたしましたコツを頭に入れて選んでいたければオシャレ感のある裏地選びにもなるかと思いますのでぜひお試しくださいませ。
まとめ
今回は裏地の機能面の役割と裏地の選び方のコツをご紹介いたしました。
ポイントは3つ。
普段使い用の頻繁に使用するスーツならポリエステル、着心地や通気性を重視するのならキュプラがおすすめ。
色は基本は同色がおすすめで柄があるとオシャレ感が出ます。
またオシャレ感を重視するのであれば反対色で選ぶか明暗の差があるもので選ぶとGood。
着用シーンに合わせた裏地を選べば快適に長く着用できるのでぜひ今回の記事を参考にしていただけると幸いです。
オーダースーツSADとは?
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