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スーツ生地の「SUPER○○’s」って何?

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最終更新日
この記事の内容は、
2022年9月19日当時のものです。
公開から2年以上経過しています。
(790日)

皆さまこんにちは、名古屋駅前店です。

いつも当店のブログをご覧いただきありがとうございます。

スーツ生地をご覧になる際、「SUPER○○’s」という表記を

見かけたことはございますでしょうか?

〇〇の部分には100や120といった数字が書かれているかと思います。

本日はこちら数字の意味について…。

「SUPER○○’s」のSUPERとは何か

このSUPERというのは繊維そのものの太さを表しています。

近年では「ウールの品質」を表すものとして、全世界で共通利用されています。

数字の意味は?

SUPERの後についている数字部分は、「毛の繊維の太さ」を表します。

数字が大きくなるほど繊維が細くなります。

SUPER100’sとSUPER120’sでは後者のほうが線維が細い、となりますね。

間違えやすい「番手」について

似たような意味で「番手」という表記がございます。

繊維の太さと聞くと「糸の太さ」を想像しがちです。

しかし糸の太さは「番手と呼ばれるものであり、SUPERとは異なります。

スーツ生地には60~80番手くらいまでの太さの糸が使われることが多いといわれています。

番手もSUPERと同様に、数字が大きくなるほど細くなっています。

番手の数字は「一定の重さに対してどのくらい長いか」で決まります。

そのため、同じ番手の糸でも素材や撚り具合、SUPERの数値によって

太さや生地の印象が変わってきます。

どう選んだらいいの?

SUPER表記の高い生地は稀少で高級感がありますが、

繊維が細い=良いもの、とは限りません。

繊維が細いということは、それだけデリケートな生地ということ。

そのため、日常的にガシガシ使用したい場合には耐久性が高い、

SUPERの数字が低め(繊維が太め)のものが適している場合もございます。

スーツの着用頻度によっても変わってくるため、SUPER表記の

意味を理解していれば生地も選びやすくなるかと思います。

ここまで長々と説明して参りましたが、

表記に捉われすぎず、実際に手にとった感触なども参考にしてみては

いかがでしょうか。

店頭にもたくさんの生地が展示してありますので

ぜひご覧くださいませ。

皆さまのご来店を心よりお待ちしております。