

高いスーツは長持ちしない?賢いスーツの選び方
2023年5月2日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(704日)
この記事は以下のような人におすすめ! ・スーツ初心者の方 |
高いスーツを気に入って頻繁に着ていたらすぐに破れてしまったなんて経験はございませんか?
なぜ高いスーツはダメになりやすいのかを解説いたします。
このブログを見ていただければ全て理解できますのでぜひ最後までご覧くださいませ!
この記事を監修した人 名古屋駅前店の川田と申します。ファッションの大学を卒業後オーダースーツSADAに入社。ビジネスからカジュアルまで幅広く自信を持ってご提案させていただきます。💡 |
博士〜!ついこの間買った結構高かったスーツが破れちゃったよ〜 高いってことは丈夫ってことじゃないの? |
高い=丈夫というのは誤解なんじゃよ 実は高いスーツほど長持ちしないんじゃ |
え!?どうして? |
高いスーツは光沢感があって 柔らかくて着心地は良いがその分デリケートなんじゃ |
どうしてデリケートなの?丈夫に作ってくれた方が絶対いいのに!
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では、なぜデリケートになってしまうのか解説していくぞ!
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高級スーツ生地と既製スーツ生地の違い
一番の違いとして「生地」の違いがございます。
既製品のスーツの特徴、高級スーツの特徴をそれぞれみていきましょう。
高級スーツの特徴
イタリアやイギリス、日本製などの生地には
カシミヤやモヘアなど高級素材を使用しているものや、
ウールでも非常に細い繊維を使用して作っているものが多いです。
そういった高級素材は肌触りと見た目の高級感がありますが
反面デリケートな素材でもあります。
高級スーツほど連続した着用は避けられた方がいいでしょう。
またこちらにスーツの着用頻度について詳しく解説しておりますのでぜひご覧くださいませ。
既製品スーツの特徴
既製品のスーツではポリエステルなどの化学繊維の入っているものが多く、
耐久性があり安価であるといった反面
表面がツルツルとし高級感は損なわれます。
でもなんで高いスーツは化学繊維が入ってないものが多いの?
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それは化学繊維を入れた方が安く作れるからなんじゃ
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そういうことなんだ! さっきいってた化学繊維のテカリと 高いスーツの光沢感って何が違うの? |
それは全く別物じゃ!では解説していくぞ
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テカリと光沢の違い
混同されがちなテカリと光沢ですが一体どのような違いがあるのでしょうか。
テカリとは
テカリというのは化学繊維特有のギラギラとした光かたになります。
学生服のお尻部分のようにツルツルとしてくるのが特徴になります。
光沢感とは
光沢感というのはシルクのように自然な柔らかい光かたを指します。
高級素材が使われているものや、細い繊維で作られているものは光沢感があります。
じゃあ僕みたいにスーツが少ない内は どういうスーツを選んだらいいの? |
高級すぎない生地じゃな! ポリエステルの入っているものか ウール100%でもスーパー110くらいまでじゃ |
スーパーってなに?なんか第二形態とかありそうだね!
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すまんが変身はできん。スーパーとは何か説明していくぞ
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頼むよ博士!
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Super○○’sとは繊維の太さの単位
Superとは「IWTO(国際羊毛繊維機構)」
によって定められたウールの繊維の細さを表す単位であり、
Superに続く数字が高くなるほど繊維は細くなり高級感が出ます。
反面生地の耐久性は下がりデリケートな素材になります。
普段使いであればSuper110’sくらいまでがいいと思います。
下の画像のように生地の端や詳細に記載があることが多いので
注意して購入を検討しましょう。

分かったよ博士! 見た目だけじゃなくて、用途に合わせて 買った方がいいってことだね! |
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