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【春夏・秋冬生地の違い】季節に合ったお仕立てで快適に過ごしましょう!

投稿日
最終更新日
この記事の内容は、
2023年7月3日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(508日)

皆さまこんにちは。
いつも名古屋駅前店のブログをご覧いただきありがとうございます。

最近、「世界1美味しいのでは!?」となるようなバームクーヘンに出会ってウキウキです。

さて本日はスーツ生地の季節感についてです。
スーツ生地が春夏用/秋冬用と分かれていることをご存じですか?

この季節感の違いについてざっくりお話していきます!



春夏生地・秋冬生地は何が違うの?

①生地感の違い

生地感とは生地の厚さ目の細かさのことです。

春夏生地は”通気性”を高める為に、薄く目の粗い織り方がされており、
秋冬生地は”保温性”を高める為に、厚く目の細かい織り方がされています。

なので、春夏生地は軽くで涼しい⇔秋冬生地は重めで暖かいということになります。
②素材の違い

スーツ生地の素材にはほとんどがウールを使用しております。

『ウールは暖かい』というイメージがあるかもしれませんがウールにも種類があります。
春夏生地には通気性に優れているサマーウール
秋冬生地には保温性に優れているウールとなっています。

春夏生地について

生地自体に通気性があり、サマーウールを使用しているものが代表的ではありますが、 春夏用の素材には他にも色々な種類があります。

サマーウール

スーツの代表的な素材で明確に夏用の素材ということはありませんが、織り方によって様々なシーンに対応できる素材です。

リネン

夏素材の定番であるリネン。優れた吸水性・発散性があり、夏の日差しを防いでくれます。肌感はさらっとしてるので暑い夏にぴったりです。ただ、シワになりやすい為ビジネスの場では少しカジュアル度が高めとなります。

コットン

頑丈で吸水性・通気性の高い素材。、カラーバリエーションが豊富で夏らしい明るい色が多いことが特徴です。 織り方によっては色々なシーズンに対応可。

モヘア

アンゴラヤギの毛で織られている素材。耐久性が高く、光沢感があり他の夏向け素材と同じく通気性・放熱性も高いので夏素材として最適です。シワに強いので夏でもキッチリとした印象になります。

秋冬生地について

一方で秋冬生地はほとんどがウール。
昨今ではカシミアなどの高級素材が混紡されているものもありますが、 秋冬は基本、ツイードやフランネルといった織り方で差がつけられています

ウール

秋冬用のウールは保温性に優れていて、生地は厚め。生地自体が重く、光沢のあるものが多いため高級感のある仕上がりになります。

カシミア

カシミアは寒い地域の暖学地帯に生息する「カシミアヤギ」の毛から生産されます。カシミアは繊細で耐久性が低いので、ウールなどと混紡で使われることが多いです。カシミアが加わると肌触りも柔らかくなり着心地も快適なうえ、保温性効果も高まります。

ツイード

凹凸がありゴツゴツとした厚めの生地。厚手で空気を多く含むのでかなり保温性が高く防寒性に富んでいます。また、頑丈で摩耗にも強く耐久性があるので長く着用することができます。

フランネル

ウールを起毛加工し、保温性を高めた柔らかな生地。秋冬素材の定番となります。表面が起毛しているため、優しく印象を与えてくれます。防寒性が高く見た目も秋冬らしさ満載のため秋冬用のスーツが欲しい場合はオススメです。ただ生地が重ためなことが多いです。

オールシーズン生地について

一般的に、スーツには春夏用(夏物)と秋冬用(冬物)に分かれていますが、生地の厚さや織り方などを調節することでオールシーズン生地とされています。

じゃあ、オールシーズンだけでよくないか?

という意見が出てくるかと思います。
実際、オールシーズンと謳われているものは秋冬生地寄りになっています。
そのため夏は春夏生地より暑く、冬は秋冬生地より寒いと…。

デスクワークなどが中心で、空調の効いている室内で過ごすことが多いよ!という方であればオールシーズン用スーツだけでも良いかもしれません!

現在SADAではオールシーズン生地も取り扱っておりますが、黒・紺・グレーの無地のみとなっております。
柄物をお求めの方には物足りないかもしれません((+_+))

迷うなあ~という方がいらっしゃいましたら、店舗へお越し頂けますと実際に生地を触って比べてみたり、肩から掛けてみて重さを体験してみたり顔色との相性を確認してみたり…とできますので、ぜひお気軽にご来店くださいませ!