キエフ改めキーウ
2022年4月5日当時のものです。
公開から2年以上経過しています。
(997日)
キエフはキーウに ゼレンスキー大統領はTwitterで「感謝」
ウクライナの首都をこれまでの「キエフ」からウクライナ語に近い「キーウ」に呼び方を変えると外務省が発表しました。
それ自体はとても良い事ですが、わたくしスーツ番長は2つの事が気になります。
まず、ウクライナが誇る強豪フットボールクラブ「ディナモ・キエフ」も今後「ディナモ・キーウ」と呼ぶようになるのでしょうか?
1970年代に入って、低迷期を迎えたソ連代表チームに彗星の様に現れたのが、ディナモ・キエフの快速ストライカーのオレグ・ブロヒンでした。
彼やイーゴリ・ベラノフらディナモ・キエフ勢を中心に1982年スペイン大会、1986年メキシコ大会と、W杯に連続出場したソ連は攻撃的な試合で勝ち上がり、大会を大いに盛り上げました。
特に、メキシコ大会の決勝トーナメント1回戦のベルギーvsソ連は未だに大会史上屈指の好ゲームと称されます。
(1分36秒から、決勝トーナメント1回戦のベルギーvsソ連)
その後、1988年の欧州選手権もディナモ・キエフ勢を中心のソ連は快進撃を見せ、準優勝。
1980年代のソ連代表の躍進は、ロバノフスキー監督とディナモ・キエフ勢の活躍なしにはあり得ませんでした。
更にもう一つ、わたくしスーツ番長の気掛かりは、ムソルグスキーの組曲「展覧会の絵」の最後を飾る「キエフの大門」も「キーウの大門」になってしまうのか?と言う点。
(EL&Pヴァージョンです♪)
この様に、キエフは単にウクライナの首都と言うだけではなく、歴史的にも文化的にも非常に重要な都市なのです。
キーウという呼び方に慣れるのに少し時間がかかりそうです。
そして、早くキーウに、ウクライナに平和な日々が戻ります様にお祈り致します!
(キーウの独立広場:時事ドットコム)