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マルコム・マクラーレン HBD!

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最終更新日
この記事の内容は、
2022年1月22日当時のものです。
公開から2年以上経過しています。
(1034日)

 

 

 

今日1月22日は元SEX PISTOLSのマネージャーのマルコム・マクラーレンの(生きていれば)76歳の誕生日。

 

(左はジョニー・ロットン 出典:gqjapan.jp)

 

 

マルコム・マクラーレンと言えば、ロンドンパンクという、世界中を巻き込んだ巨大ムーヴメントの生みの親。

 

70年代初頭に渡米したマルコムは、当時ニューヨークで勃興し始めたNEWYORK DOLLSなどのパンクバンドに刺激を受け、帰国後ニューヨークパンクに毒々しいボンデージファッションを合体させたロンドンパンクを誕生させました。

 

 

パンクファッションとは、こんな感じ ↓

 

 

 

 

(鴨川つばめ先生ありがとう!)

 

 

マルコム・マクラーレンは元々ファッション業界の人で音楽は素人だったので、逆に大胆なイメージ戦略を打ち易かったのでしょうね!

 

その最たるものが、PISTOLS内で唯一まともな音楽センスを持つベーシストのグレン・マトロックを解雇し、後任に楽器も満足に弾けないチンピラのシド・ヴィシャスを起用した事でしょう。

 

グレンを解雇した理由が、インタビューでグレンがBEATLESが好きだったと語ったからだという程の徹底したイメージ戦略でした(BEATLES好き=優等生という雰囲気が当時存在した)

 

 

 

ロンドンパンク生みの親というイメージが強いマルコムでしたが、一方でスクラッチなどの新しい手法を大胆に採り入れた斬新なソロアルバムをリリース。

 

 

 

 

 

それから2年後には、オペラをコラージュしたこれまた大胆なアルバムをリリース。

 

 

最初に聴いた時は何これ?という感じでしたが、マルコムが演ってるんだから最先端なんだろ的な感じで聴いていました。

 

この辺りは、デヴィッド・ボウイに近いものを感じます(もちろん、デヴィッドは楽器も弾けるし音楽的素養もしっかりした上での独創性でしたが)

 

 

 

ロンドンパンク生みの親にして、時代を先取る感性を持った仕掛け人、「世紀のペテン師」マルコム・マクラーレンさん

誕生日おめでとう & RIP