リー・ブリロー R.I.P.
2021年4月7日当時のものです。
公開から3年以上経過しています。
(1328日)
本日4月7日は元DR.FEELGOODのヴォーカリスト兼ハービストのリー・ブリローの命日です。
彼が亡くなって、早や27年。
世間的には、僅か2日前に亡くなったニルヴァーナのカート・コベイン(コバーンじゃないよ~)の方が世間の耳目を集めましたが、わたくしスーツ番長的にはリー・ブリローの死の方がずっとずっとショックでした!
DR.FEELGOODは70年代前半から英国で活躍した、パブロックにカテゴライズされるバンドですが、彼等のルーツはブルーズ。
当時、長髪にベルボトムのジーンズをはいて演奏するハードロックバンドやプログレッシブロックバンド等(所謂オールドウェイヴ)が人気を独占していた時代に、スーツ(お揃いではない)にそんなに長くない髪型でブルーズを激しく演奏し踊らせる彼等のスタイルは当時の若者に熱狂的に受け入れられ、それはやがてパンクムーヴメントへと繋がっていきます。
がなりたてる様な歌い方がリー・ブリローの歌唱法の特徴。
当然、喉を酷使しています。
実際、この様に喉を酷使するタイプのシンガー、例えば、和田アキ子や桑田佳祐、忌野清志郎らは咽頭癌や喉に関する病に罹ってますが、リー・ブリローも例外ではありませんでした。
1994年1月24,25日に自身の経営するDR.FEELGOOD MUSIC BARでラストギグを行なった2か月半後、4月7日にリー・ブリローは咽頭癌でこの世を去ります。
享年41歳。
(右がリー・ブリロー。左は盟友だったウィルコ・ジョンソン)
奇しくも約20年後、かつての盟友ウィルコ・ジョンソンが膵臓癌で余命10か月と宣告され、その10カ月が経った後に来日公演を行なった時、わたくしスーツ番長は2日連チャンでクアトロに観に行きました。
その後、ウィルコは奇跡的に膵臓癌から復活し、今も元気に音楽活動を行なっています。
私の心残りは、リー・ブリローとウィルコ・ジョンソンがステージで共演する姿を生で観れなかった事。
(リー・ブリローの生前最後のギグat DR.FEELGOOD MUSIC BARを収めたライヴアルバム)
まさに太く短く駆け抜けた人生でした。
偉大なるロックシンガー、リー・ブリローよ、永遠に!
R.I.P.