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ブックカヴァーチャレンジ 4日目

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最終更新日
この記事の内容は、
2020年5月16日当時のものです。
公開から4年以上経過しています。
(1682日)

 

 

 

ブックカヴァーチャレンジ4日目はこの本。 

 

「静学スタイル」

 

 

 

我が母校静岡学園サッカー部の元監督の井田勝通氏の本です。 

 

静学サッカー部の特徴はとにかく観てる者を魅せるプレイにこだわる点(実際、一度でも静学の試合をご覧になった事がある方は納得していただけると思いますが、静学の選手がボールを持つと、「お~!」という感嘆の声があちこちからあがります) 

 

そこにこだわり過ぎるあまり、静学の選手はいつもテクニックは凄いけど身体つきがとにかく華奢!(特に今年のチームで言うとトップ下の浅倉廉君が顕著でした)

 

決勝の対戦相手青森山田は普段から筋トレをがっつりやっているのが窺えるくらい、全員身体つきがしっかりしていました(だから、あんなロングスローが出来るんだよね!) 

 

1人1人が完成形に近い青森山田の選手から比べたら、静学の選手は未完成な分伸びしろの多さを感じたものです。

 

 

 

わたくしスーツ番長が1年生の時(1977年正月)に初めて県予選を勝ち抜いて選手権に出場した静岡学園は1回戦から圧勝続きで勝ち上がり(当時、静岡はサッカー王国と呼ばれており、初出場でも優勝候補最右翼でした)、初めての国立競技場での決勝戦を迎えます。

 

相手は前年度チャンピオンの浦和南。

 

経験した事のない大観衆の前であがってしまった静学イレブンは、試合開始20分くらいまでに3失点!

 

でも、ここから徐々に追い上げていった静学は遂に後半残り5分で4-5と1点差に詰め寄ります。

その追い上げぶりは、試合後に浦和南の名将松本暁司監督が「心臓の音が聞こえてくるかと思った」と語った程。 

結局1点届かず準優勝に終わった静学でしたが、その個人技重視で当時の日本サッカー界では異色の「静学スタイル」は大きな反響を呼び、わたくしスーツ番長もすっかり魅せられて、以来フットボールジャンキーへの道をひた走る事となりました。 

 

静学に入らなければ私がフットボールジャンキーになる事もなかった訳です。

 

そういう意味では、井田監督は私の人生を狂わせた人でもあるのです(爆) 

 

 

井田先生、責任を取ってください!(笑)

 

 

 

今年の正月、遂に私の43年越しの悲願(単独優勝)を達成してくれた我が母校静岡学園。

 

この本を通してその神髄に触れてみてください。