~ネクタイについて② セミウィンザーノット、ウィンザーノット~
2023年2月17日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(670日)
みなさまこんにちは。
オーダースーツSADAあべのHoop店です。
今回もネクタイの結び方を2つ、ご紹介したいと思います。
まず1つ目はウィンザーノットになります。
イギリスのウィンザー公(イギリスの国王 エドワード8世)が創案したいわれ、王室にとらわれないファッションスタイルを取り入れたという俗説があります。
~結び方~
① 大剣を小剣の上に交差して、 大剣を襟元の方に下からくぐらせるように通してループを作り、大剣の先を自分の右胸側に持ってくる。
② 大剣の先を反対側の裏で交差して、その先を襟元の上に持っていき、巻き上げてループをもう一つ作る。
③ 大剣の先を右胸側に、横から小剣の上で交差する。
④ 大剣の先を上に持っていき、襟元の裏からくぐらせるように通して、横にできたループに通す。
⑤ 結び目を調節しながら 襟元の位置まで上げて位置と形を整えて、完成!
ウィンザーノットは、しまりがよく型くずれがなく、ノットが大きくなるのが特徴でワイドスプレッドカラー(ウィンザーカラー)や、カッタウェイカラーのシャツに適しています。
しかし、巻の回数が多いので、あまり厚いネクタイには向いていません。
続いて、セミウィンザーノットです。
ウィンザーノットに似たセミウィンザーノットは、ウィンザーノットより小さめな結び目になります。そのため、首元をスタイリッシュに見せてくれる効果があります。
~結び方~
① 大剣を上にして重ね、小剣を一度潜らせたうえで、左上の喉元から左下に通す。
② ここで一度キチンと締め、形を作る。
③ 小剣の上を通って、右下から喉元へ通す。
④ 一番上になっているループの中に通す。
⑤ 結び目を調節しながら 襟元の位置まで上げて位置と形を整える。
セミウィンザーは、ウィンザーノットより一巻き少ないため、ノットのボリュームを抑えられます。
また、ダブルノットよりはやや幅広になります。
セミワイドカラーのシャツと相性が◎です!
いかがでしたでしょうか。ネクタイの結びを変えるだけでも自分はお洒落になり、知らない方に教えることもできますよ。
それではまた。
オーダースーツSADAあべのHoop店