ベントについて
この記事の内容は、
2023年3月30日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(629日)
2023年3月30日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(629日)
みなさまこんにちは!
オーダースーツSADAあべのHoop店です。
今回は、「ベント」についてお話させていただきます。
あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、ベントとはジャケットの背中の裾にあるスリット(切れ目)を指しています。もともとはスーツにベントはついていなかったのですが、動きやすくするためにベントがつけられたそうです。
種類としては、センターベントやサイドベント(ベンツ)が主なものなりますが、どのような違いがあるのか解説いたします。
センターベント・・・ジャケット背中のセンター部分に一つのスリットが入っているのが大きな特徴。
昔、スーツを着て乗馬をしていたそうですが、動きにくいため一つのスリットを入れたのが始まりとされています。別名は「馬乗り」といいます。
流通している中でもこの形が最も多く、後ろ姿がスマートでかっこいい印象になります。
サイドベント(ベンツ)・・・ジャケット背中の裾の両サイドに二ヶ所のスリットが入っています。
昔、英国では腰にサーベルを差していたことから、両サイドにベントが入ったといわれています。
特徴として、ベントの切れめが広がらないようになっており、ヒップが大きめの人も広がらずにおさまるので、より後ろ姿が美しく見えます。別名は「剣吊り」。
ノーベント・・・主に礼服用(フォーマル)に使われる仕様で、スリットが入っていないタイプになります。スーツの元祖ともいえる形で、機能性の必要がない屋内での着用を想定した形になります。
オーダースーツSADAでは、ベントも自由にお選びいただけます。この機会に、ベントについてご一考されてみてはいかがでしょうか。
オーダースーツSADAあべのHoop店