見える面積によって柄の印象が変わる？

本日は生地を選ぶときの注意点をお伝えしたいと思います。

まずご理解いただきたいのは「生地だけでは分からないことがある。」ということです。

上の写真のようなバンチブックと言われるものは、生地を一定の大きさにカットしてまとめた見本帳です。

生地の色柄や手触り、光沢感などある程度はお分かりいただけます。

しかしながら生地とは面白いもので、

実際にスーツとして出来上がった時の印象がまるで異なることもございます！

ストライプを例にご説明します。

上図のストライプは、左も右もストライプの幅・間隔が同じです。

しかし全体の大きさが異なるとストライプの見え方も変わってきませんか。

なんとなく左の小さい四角の方がストライプの幅が大きく見えるのではないでしょうか。

左がバンチブック、右が実際のスーツと思ってください。

そう考えると小さい断片のみで柄を判断して決めることには注意が必要だな！

ということがお分かりいただけると思います。

「実際の出来上がりがイメージしにくい。」とのお声が多いのですが、

何度もお作りいただけると慣れてきますし、

完全にイメージできないからこそ、出来上がってからのお楽しみでもあります。

これらも含めてオーダースーツの楽しさを味わっていただけたらと思います！

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