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「タック」のお話。

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最終更新日
この記事の内容は、
2023年5月21日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(546日)

皆様こんにちは。

最近髪を切りました、オーダースーツSADA大阪梅田店の姫野です。

ご無沙汰しております。

さて今回なんですが、スラックスの「タック」についてお話させていただきます。

当店でスーツをお作り頂く際、ジャケットとスラックスのデザイン決めを行っていくのですが、

スラックスのデザインの中に「タック」というものがあります。

タックとは、スラックスのフロント部分、左右の太ももの真ん中あたりに入っている「ヒダ」のことを指します。(ちなみに前回紹介したPP加工、センターに入る折り目とは別物です!!!)

タックは機能性デザインの両方を考えてつけられているもので、ウエストの下の部分に1本、2本とつまめるヒダが入ります。

そのヒダが入ることで少しゆとりができるため、動きやすくもなります。

機能性という点では、ゆとりを入れることによる動きやすさが一番大きいですが、デザインに関して言うと見た目の印象が変わってくると私は思います。

上の写真をご覧ください。

タックの本数は(基本的には)0タック・1タック・2タックとございます。

それぞれの特徴はこんな感じ↓

0タック・・・ヒダが入っていないため、見た目的にもスッキリした印象。脚長効果も抜群。細身でスタイリッシュなイメージの方にオススメ。

1タック・・・0タックに比べると腰回りにややゆとりができるので、動きやすくなり、余裕のある大人っぽいイメージも演出できます。

2タック・・・ヒダが2本に増えるため、1タックよりもゆったりとしたシルエットになります。更にクラシックかつエレガントな印象もあります。

つまりスッキリ細身がお好みの方は0タックゆったりと余裕のある感じをイメージされている方はタック入りといった感じでしょうか。(あくまで見た目の話ですが!)

もちろん少量ですがゆとりが入りますのでタックが入ることによって多少余裕は出てきます。

ただ、、、

我々はここから採寸をしていきます。

つまり、0タックでゆったりもOK、タック入りで細身もOKなのです!!!

一番肝心なのは見た目のピッタリ感とゆったり感であると私は思います!

↑ 0タック(ノータック)

↑ 1タック

いかがでしょう。シルエット・見た目に変化が出てくるのがご理解いただけたかと思います。

色々難しいことを言いましたが、「わからねーよ!」って方は是非ご来店の際にドシドシご質問ください(笑)

親切かつ丁寧に説明させていただきます!!!

では、本日は以上です。

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

オーダースーツSADA大阪梅田店 姫野