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礼服の豆知識⑥~礼服にはどんな種類が?(燕尾服編)~

投稿日
最終更新日
この記事の内容は、
2023年7月2日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(535日)

ご無沙汰しております。

コーヒーはブラック派、大阪梅田店の姫野です。

今回も礼服の種類シリーズ、続きですね。

前回☞礼服の豆知識⑤~礼服にはどんな種類が?(タキシード編)~-大阪梅田店ブログ-オーダースーツSADA (ordersuit.info)

前々回☞礼服の豆知識④~礼服にはどんな種類が?(モーニングコート編)~-大阪梅田店ブログ-オーダースーツSADA (ordersuit.info)

(過去の投稿も是非)

では、今回はメンズ礼服回最後になります。

今回紹介するするのは燕尾服でございます⇩

後ろがめちゃ長いやつです。(笑)

その名の通り由来はツバメの尾みたいだから。

現在、燕尾服は結婚式や披露宴で着られる正礼装ですが、その歴史は結構古いんです。

1789年のフランス革命を機に燕尾服の原型であるカットインコートが誕生しました。(ちなみにカットインとは、両裾をウエストの位置で水平ないし曲線的に切り取る裁ち方のこと)

1803年には現在の燕尾型上着が普及し始め、現在に至るまで夜の正礼装の座に君臨しているのです。

特徴として、上着の衿はピークドラペル、前部分はウエスト部分をほぼ水平にカットしており、後部は細腹(さいばら)と呼ばれる腰縫い目が入り、そこから短冊状に尾が付けられております。

そしてベストは衿付きの白ピケ素材(白く浮出織と呼ばれる通気性の良い少し凹凸のある素材)のシングルまたはダブル。

スラックスは股上が深く、みぞおちの位置まであるのが特徴です。また裾口は必ずシングルモーニングカットにする。(モーニングカットについては上記リンクの「モーニングコート編」をご確認ください!)

ネクタイはベストと同じ白ピケ素材の蝶ネクタイ、ベルトは不可で白のサスペンダーを装着します。

以上、燕尾服についてでした。

はい、僕が厳選したメンズ礼服を3種類紹介してきましたが、ここで一旦終わりたいと思います。

ということで次回からレディースの礼服を紹介していきます。

お楽しみに。

オーダースーツSADA大阪梅田店 姫野