裏地 ポリエステルとキュプラの違いって?
2023年3月18日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(610日)
こんにちは!
オーダースーツSADAセントシティ小倉店です(^▽^)/
今回はスーツの裏地であるポリエステルとキュプラの違いをご紹介します!
そもそもスーツにはなぜ裏地が付いているのかというと・・
裏地を付けるメリットは
1.スーツが着やすくなる!
スーツのジャケットは着たり脱いだりが多いため、裏地を付けることにより滑りをよくし
袖や背中の引っかかりを軽減させてスムーズに着脱が出来ます。
2.表生地の保護や不快感の軽減
裏地の大切な役割は「内側からの汚れや傷みから表生地を守ること」です。
スーツを着用しているときに、身体とスーツの摩擦から表地の傷みを軽減します。
また、裏地は吸湿性と放湿性に優れた素材でできているので、表生地への蒸れを軽減して、繊維への負担を少なくします。
3.デザインの面でも重要
裏地がないスーツはシルエットが崩れてしまう上に、背中もペラペラになり安っぽく見えてしまいます。
また、肩パッド内付属を隠す役割も担っています。
というメリットがございます(^O^)/
ポリエステル裏地
ポリエステルは元々の原料は石油で合成繊維です。
メリットは熱に強く、極めて強靭で型くずれしにくい便利な繊維です。
デメリットは吸湿性に欠け、夏場には暑く、肌触りも良くありません。
また、静電気が発生しやすいです。
無料の裏地はポリエステルの裏地になっております。
キュプラ裏地
コットンから生まれた再生繊維。
天然繊維のやさしさと、科学繊維の機能性をあわせもった素材です。
天然繊維のように、燃やしても有害ガスの発生がほとんどなく、エコロジーであることが特長。
独特の「肌へのここちよさ」「滑らかさ」などの機能性があり、
裏地の他にも、インナー・アウターなど様々な素材に使用されています。
繊維の特徴を挙げると…
繊維の断面が丸いため、肌との摩擦が少なく、肌にやさしい。
公定水分率が高いため、肌にまとわりつきにくく、静電気などが起こりにくい。
繊維の断面が丸く、肌との摩擦が少ないことから着脱しやすい。
こんな特性があります。
強いて言うならば…
丈夫さだけはポリエステルに劣ります。
有料の裏地はほとんどキュプラ素材になっております。
耐久性を考慮してポリエステル混紡生地もあります!
キュプラ素材の方が色や柄の種類が多く、お好みの裏地が見つかると思います(^^)/
裏地にこだわって自分だけのスーツを仕立ててみませんか??
たくさんのご来店心よりお待ちしております(*’ω’*)