革靴の革の種類
2023年6月11日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(525日)
こんにちは!
オーダースーツSADAセントシティ小倉店です(^^)/
今回は革靴の革の種類についてご紹介します(*^^*)
一言に革靴と言っても、どの場面で使用するのかによって、見た目や質感、耐久性など革に求められる機能はさまざまです(*’▽’)
長時間履く場合には、見た目よりも耐久性が、フォーマルな場面では、耐久性よりも見た目や質感の方が求められます!(^^)!
そんな革靴には、何の革が使用されているのでしょうか?
革靴に使われる革の種類は?
バッグや財布と同じく、靴には様々な種類の革が使用されています!
ここでは、革靴の定番である牛革や馬革と、豚革、ワニ革を取り上げてそれぞれの特徴についてご紹介します。
まずは、牛革から(^^)/
・牛革
皮革素材の代表格である牛革。
供給数が安定していることや、見た目が美しいことから、靴だけでなく幅広い製品に使用されています。表面がキメ細やかで、適度な厚みと耐久性があるのが特徴です(^^)/
牛革は、飼育年数や雌雄の違いによっていくつかの種類に分けられています。
革靴によく使用されるのは次の4種類です!
まずは
カーフスキン・・・生後6ヶ月程度の子牛から採れる皮です!
緻密な繊維構造を持ち、表面がなめらかで柔らかいのが特徴で、
牛革の中で最も上質かつ高級とされる素材です(‘ω’)ノ
キップスキン・・・生後6ヶ月~2年以内の中牛から採れる皮で、
カーフよりも厚みがありながらも、表面はなめらかです(*’ω’*)
カウハイド・・・生後2年程度の、出産を経験した雌牛の皮で、
ステアハイドと比べると薄く、表面は決め細やかです(*’▽’)
ステアハイド・・・生後2年程度で、生後3ヶ月~6ヶ月の間に虚勢された雄牛の皮で、
カーフやキップに比べると表面のキメ細やかさは劣りますが、その分厚みがあり丈夫です。牛革の中で最も使用されているのがこのステアハイドです!(^^)!
牛革の中では、この4種類が革靴によく使用されます!
カーフスキン、キップスキンは高級靴のアッパー素材として使用されることが多いです(^^)/
※アッパー(upper)とは、足の甲を覆う靴の素材です。 「甲革」とも呼ばれます。 靴によって形状は異なりますが、基本的にソール(靴底)を除いた甲を覆う部分をアッパーと呼びます。 靴のデザイン性やファッション性を決める重要な部分とも言えます。
最もポピュラーなステアハイドは耐久性に優れ、男性用ビジネスシューズを始め、様々な種類の靴に使用されており、革靴の定番素材と言えるでしょう(^^♪
・馬革
牛革に次いで革靴に多く使用されているのが馬革です。
中でも高級とされるのが、農耕馬のお尻の部分から採れるコードバン。
※コードバン(cordovan)は、農耕用馬の臀部から採れる皮革。主に革靴や鞄、財布などに使用され、昨今では小物用素材としても普及している。臀部以外の比較的柔らかい部分は靴の内革に多く使用される。
表面はキメ細やかで、使い込むうちに独特の艶がでてくるのが特徴です。
また、コードバンの耐久性は牛革の2~3倍とも言われており、美しさと耐久性を兼ね備えた革と言えます。
コードバンで作られた革靴は足なじみがよく、履き皺(シワ)がきれいに現れるのが特徴です(^^)/
・豚革
豚革は、表面に三角形に並んだ毛穴の跡が見られるのが特徴です(^^)/
通気性が良いため、靴のアッパーよりも、裏革や中敷等にも多く使用されています。
豚革の裏面を起毛させたピッグスエードは、なめらかな手触りやあたたかみのある表情が特徴で、カジュアルシューズによく使用されています(*’▽’)
・ワニ革
エキゾチックレザーの代表格であるワニ革。
凹凸のある独特のウロコ模様が特徴です。
特に、クロコダイル革は見た目の美しさと圧倒的な存在感から人気のある革です(^^)/
牛や馬、豚と比べると、天然にしろ養殖にしろ圧倒的に生息数が少ないために希少で、高級皮革に分類されます。
その独特な表面の模様を活かすために、ほとんど加工されないことも多いたことから、クロコダイルの革の靴はビジネスやフォーマルには不向きと言えそうです( ;∀;)
その上、お手入れを怠ると艶がなくなってしまったり、水濡れに弱かったりと何かと扱いが難しい革ではあるのですが…
それでも手に入れたいという人が多い、不思議な魅力がある革と言えます(*’ω’*)
今回は革の種類をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?(*’ω’*)
革靴の革の種類だけでもこんなにたくさんあります!
革の特徴やデザインを楽しみながらお選びください!(^^)!
たくさんのご来店心よりお待ちしております(*’▽’)