お客様からのご質問①【通年着られるスーツが欲しいⅡ】
2021年6月27日当時のものです。
公開から3年以上経過しています。
(1270日)
皆さんこんにちは
新宿南口店の櫻林です。
今日は、昨日の続きを投稿しようと思います
2.生地の織り方
生地の織り方は、大きく分けると綾織と平織の2種類あります。(朱子織というのもありますがそれは次の機会に、、、)
平織とは、経糸と緯糸(縦と横)を交互に交差させて作られたものです。単純な織り方ですね
糸の交差する点(組織点)が多いので、やや硬くハリがあり耐久性の高い生地に仕上がることが特徴の1つです。
摩擦に強く丈夫ではあるものの、糸の交差回数が多いので、隣の糸から離れようとする力が働くため、隙間の多い薄地になります。
その為、スーツでは春夏の生地で見受けられます。
また、経糸と緯糸が生地の裏表に均等にあらわれるので、生地の裏表が分かりにくいですねー
←これが平織り
綾織りは、経糸と緯糸を2本ずつ抜かすなどして交差させて作られたものです。
「斜文織り(しゃもんおり)」とも呼ばれており、生地の表面に「/」のように斜めの畝(うね)が見えるのが特徴です
この斜線のような畝を、「綾目(斜文線)」と呼びます。
平織りに比べ経糸が長く表面にあらわれる(糸を浮かせる部分が多い)ので、耐久性はやや劣るものの、
しなやかで光沢を帯びた生地に仕上がるのです。
そして、通常の綾織りは、綾目が右上がりで「右綾」「正斜文」といい、左上がりは「左綾」「逆斜文」といいます。
糸と糸との密度を高めて織る事ができ、地厚かつストレッチ性に優れ、シワになりにくい生地を作るのに適しています。
こちらは、秋冬のスーツ生地で使われる事が多いです。
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◇お客様へお願い◇
修理にお持ちになる際はクリーニングに出してから
お願い致します。汚れによってはプレスをしてしまいますと
(熱を加えると)落ちなくなる汚れもございます。
長くきれいにお召し頂くためにもよろしくお願い致します。
スーツをお仕立する際は、デザイン決めや採寸に1時間ほどお時間を頂いております。
直接のご来店でも承りますが混雑している可能性もございます。
その為、電話にてご確認いただけますと幸いです。
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