繊維の種類
この記事の内容は、
2023年1月11日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(676日)
2023年1月11日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(676日)
皆さまこんにちは。オーダースーツSADA新横浜プリンスペペ店でございます!!
本日は、いつもよりかは少しばかり暖かく感じたので、マフラーをせずに家を出てきました。
かなり寒がりなので、マフラーなしで外に出るのは珍しいです♪
さて、皆さまは、スーツの表地に用いられる繊維をご存じですか?本日からその繊維についていくつか紹介していこうかと思います。
紳士服の表地に用いられるのは、天然繊維と合成繊維になります。
天然繊維は、繊維のうち人工的に作られたものでも化学的な加工を施した物でもなく、動物・植物・鉱物などを原料とします。スーツに最も多く使われる繊維は「繊維の王様」とも呼ばれている「ウール」になります。単独の素材としてのみならず、他の繊維と混紡・交撚しても多様されます。
ウールは繊維自体に空気を含むことができ熱電導率が低い為、冬は暖かく、生地の織り方次第では夏でも比較的涼しく過ごせます。また、吸湿・放湿性に優れており、表面がベトベトになりにくく、ホコリの付着が少ない為、静電気が起きにくいのも特徴です。しかし、湿気が液体レベルにまで高まると吸湿・放湿性が一気に低下するので、高温多湿の日本では盛夏用の生地としては能力不足に感じる場合もあります。ウールは弾性も高いので型崩れやシワをおきにくく、蒸気で元の状態に戻すのが容易です。
今回はウールに着目してお話していきましたが、次回は他の繊維についても紹介していこうと思います(^_^)!!