繊維の種類
この記事の内容は、
2023年1月19日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(699日)
2023年1月19日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(699日)
皆さまこんにちは、オーダースーツSADA新横浜プリンスペペ店でございます。
今回は前回に引き続き、繊維の種類についてお話していきます。
前回はウールについて詳しく紹介しましたが、今回は主にコートやマフラー、セーターなどでよく使われるカシミヤについてです。
カシミヤとは、カシミヤ山羊の毛からできた繊維で、ウールより繊維が細くスケールがまばらで表面が小さい突起が集まった組織構成が特徴です。繊維が細く摩擦に弱いため股部が擦れる頻度の高いトラウザーズ(スーツのパンツ)には、単独の素材として用いるのには向いてません。スーツに用いる際はウールなど他の繊維と混紡して用います。
空気を多く含む事が可能で、熱伝導率が低いため、冬は特に暖かく、生地の織り方次第では夏でも比較的涼しく過ごせます。また、艶と光沢に優れ独特のヌメリ感のある色彩に仕上がり、上品な印象を与える事ができるので格式の高い席などにオススメです。
当店では、スーツ生地にカシミヤを用いている生地はないのですが、ウールと混紡させて伸縮性をプラスしたフォーマル生地があるので、ご興味のある方は是非お声掛け下さい♪