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なぜレディーススーツには衿穴(フラワーホール)が無いのか?

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最終更新日
この記事の内容は、
2023年7月20日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(517日)

こんにちは!オーダースーツSADA新横浜プリンスペペ店でございます!!

オーダースーツというと男性しか作れない所も多かったりしたこともあり女性で作られる方が少なかったのですが年々レディーススーツを作れるところが増えたり、女性スタッフが増えた事なども影響して女性で作られるお客様が増えています。

レディーススーツとメンズスーツとではデザイン自体異なるというのはあるのですが、メンズスーツには衿穴(フラワーホール)が標準でついているのですがレディーススーツにはついていません

中には社章などをつける兼ね合いなどもありプラスでつけられる方もいるのですが基本的には付いていません

なんで?と言われる事も多い為、今回はなぜメンズスーツにはついていてレディーススーツにはついていないのかご紹介したいと思います

まず男性ジャケットの起源は軍服からきていると言われており

軍服はその性質上第一釦まで留めます。
その軍服の第一ボタンを外し一般向けに変化していき今のようなスタイルとなったものが男性のスーツとなります。そして第一ボタンの名残に花を挿したのがフラワーホールと言われるようになりました。

その花を挿すという上で一つ重要となってくるのがブートニアの存在で

ブートニアとは、結婚式で新郎の左胸に飾る小さな花のことを挿します。昔のヨーロッパでは、男性が女性へプロポーズする際に花束を携えて行くのが一般的で、女性がその申し出を受け入れる時に承認のサインとして花束の中の1輪をそっと抜き取って男性の胸元に挿す習わしが、今に受け継がれています。

そういった経緯が元々あり男性が女性より受け取った花を挿すところである為、女性のスーツには衿穴(フラワーホール)がついていないという訳になります。

デザインとして中には流行であったり量産化していくにあたってなくなってしまった物もありますがフラワーホールに至ってはその名前の由来から来るようにレディーススーツには元来よりついていないものとなっております。

ただ社章などを挿す上で欲しいよという方は+1100円とオプションにはなるのですがつける事もできますのでその際はスタッフまでお申し付けください!!

お洒落にいきたい方などは色も変える事ができますのでもしよろしければ一緒にいかがでしょうか?