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生地選びをより楽しむ為に

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最終更新日
この記事の内容は、
2023年12月8日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(376日)

こんにちは!オーダースーツSADA新横浜プリンスペペ店でございます!!

オーダースーツやオーダーシャツを作るうえで重要となってくるのが生地で、その生地の良し悪しを決めるのが素材となっております

スーツに限らずですがお洋服を買う際やお手入れするにあたって知っていると役立ちます

今後オーダースーツを作るのにあたって失敗しない為にも予習として今回は材質の特徴をまとめましたのでこれから買いものを際に意識してみましょう!!

材質の違い                

ポリウレタン 長所

 「伸縮性が高い」「生地のコーティングが可能」「染色性がある」 

短所

 「加水分解するため寿命が短い」「熱に弱い」「紫外線に弱い」      

良く扱われているアイテムとしてはスキニーデニムやフェイクレザーなどのストレッチ素材に使われることが多く、スーツでもカジュアルジャケットには使われることもある素材となっておりますが代わりに劣化がはやいため長期着用を目的とされるアイテムには向かない為、スーツでは以外にも使われているものが少ない

麻(リネン) 長所

 「天然繊維の中でも強靭」「シャリ感やハリがある」「涼感がある」「上品な光沢がある」「水に強い」  

短所

 「シワになりやすい」「ネップ(節)や染色ムラができやすい。」 「プリーツなど折り目が消えやすい」    

冬物より夏物に多く見受けられる麻ですがシャツやジャケットなどカジュアルアイテムで多くシワがつきやすいこともありスーツというよりはジャケットのが麻を使った商品が多いです。リネン100%の物もあればコットンリネンというような混紡ものもありスーツやシャツ以外だとストールやポケットチーフなどの小物に使われている事も多い素材です。周りとの差別化を図りたい方にもオススメ

ポリエステル 長所

 「シワになりにくい」「耐久性が高い」「低価格」「軽い」 「薄い」   

短所

 「シワになった際取れにくい」「毛玉ができやすい」「熱を逃せず蒸れる」 「チープな印象を与えることがある」「吸湿性が低いため静電気が溜まりやすい」 「可動域が狭くストレッチ性が無い」 

ビジネス・カジュアル共に幅広く使われており加工などもしやすいのが特徴の素材です。強度性もあり学生の制服などにも一般的に使われていますが、使用しているうちにテカりが出てくるなどもありスーツとしては単年で着るには問題がありませんが複数年着る際にはあまり向きません。

ウール 長所

 「柔らかみがあり着やすい」「ウールならではの上品な質感がある」   「可動域が広くストレッチ性がある」 「吸湿性・速乾性がある」「お手入れがしやすい」「夏は涼しく冬はあったかい」  

短所

 「シワになりやすい」「ポリエステルに比べて耐久性が低い」「天然素材の為高価」「虫食いに弱い」            

スーツとしては一番人気があり一般的であるのがウール100%の商品となります。着やすさだけでなくお手入れのしやすさも人気の秘訣、細身のタイトモデルが主流というのもありますが長い年月を着ようと思った際に化学繊維混紡の商品よりきれいな状態を長く保ちやすく、お手入れの仕方によっては経年劣化でなく経年変化を楽しんでいただける素材となっております。

あくまで今回はビジネススーツとして使われることがあり定番素材をメインとしてのご紹介となりますが、他にもシルクやカシミヤといった素材やジャケットではコットンなどもあります。ただ今のビジネススーツとしては一般的とは言えないので今回は省かせていただきました。ウールに限っても番手やsuper‘○○Sといった細かい部分はまたの機会とさせていただきます。

こういった特性を知っておくとお客様に合った素材というのが分かりますのでもしよければ参考にしてみてください。

逆に見たけどよくわからなかったという場合は実際に店舗まで足を運んで頂けると実際に見て触りながらご案内がいただけますので気になった方は是非お店まで!!