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ご用途によって変える裏地の付き方
2024年1月31日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(388日)
こんにちは!オーダースーツSADA新横浜店でございます!!
先日より入学式や入社式はじめフレッシャーズスーツのご案内を一部させて頂いておりますが着用日の兼ね合いもあり春夏生地の入荷を待てないから秋冬生地で作られる方も中にはいらっしゃいます。
そんな方に1つご案内として生地は無理でも裏地の付け方を変えてみてはいかがですか?
スーツと言いますとよほどカジュアルの物を除き基本的には裏地がついております。一般的に既成のスーツで扱われるのが多いのが、背抜き・総裏の二つです
SADAではそれ以外にもより涼しく着て頂けるクロスバックという物や通気性を重視した盛夏仕立てや生地感を活かしたアンコン仕立てなどちょっと変わったものもございますが、基本的には背抜きと総裏が定番となっております。
実際にどんなものかというと
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背抜きというのはジャケットの内側についている背中部分の裏地を一部抜いて作ったものを背抜きと言い、通気性が良くなるため基本的には春夏のスーツやジャケットに使われることが多いです。
最近ではベストをつける方が秋冬生地においても背抜きにする方も多く、通年用の礼服などに関しては純粋にお客様が暑い方がイヤという方はせぬきにされます。
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逆に総裏は裏地を前面に着けたものになり背抜きに対して保温性が上がる為、秋冬のスーツやジャケットに使われることが多いです。ですが糸が細いものを使って作られたスーツに関しては型崩れをしないようにという意味で春夏のスーツに使われることもあります。
秋冬生地に関しても最近はクールビズまで着たいという方などは背抜きにされる方も増えております。
ただ背抜きにしたら春夏物に総裏にしたら秋冬物になるという物ではございませんので、お客様の選ばれる生地やディティールなどTPOに合わせてお選びいただくのがよろしいかとおもいます
なので今回のように秋冬生地だけど少しでも長く着たいといったケースや少し薄めスリーシーズン着れる秋冬物を選んだ場合には生地関係なく背抜きにされるのも一つですのでよければ検討してみてください