スーツのラペルとは?ラペルの種類にはどんなものがある?スーツの印象を左右するラペルについて徹底解説!
2022年7月16日当時のものです。
公開から2年以上経過しています。
(852日)
こんにちは!!オーダースーツSADA新横浜プリンスペペ店でございます。
今回は、当店で作られたお客様のスーツをご紹介したいと思います。
今回はS三つ揃いでのお仕立て
黒のスーツをピークドラペルで作ることで
ドレッシーな感じでのお仕立て
スーツのラペルはどこにある?
スーツの印象を左右する要素のひとつに「ラペル」があります。このラペルについてはあまり詳しくない方も多いのではないでしょうか。スーツの襟は「上襟」と「下襟」に別れていますが、この下襟のことを「ラペル」と呼びます。
ラペルはスーツのVゾーンを縁取る部分ですので、スーツの様々なパーツの中でも重要なパーツといえます。ラペルの形や幅によってスーツの印象は大きく変わるため、スーツをオーダーする際には「創り出したい雰囲気」をイメージしながらラペルの形状を選ぶと良いでしょう。
スーツの襟で重要な「ゴージライン」と「ノッチ」とは
スーツの襟には様々な形状がありますが、襟の形状と同じくらい重要な要素が「ゴージライン」と「ノッチ」と呼ばれるものです。それぞれについて解説していきます。
ゴージライン
ゴージラインとは上襟(カラー)と下襟(ラペル)を繋ぐ縫い目を表します。このゴージラインの高さが違うとスーツ全体の印象も大きく変化します。ゴージラインが高い位置にあるとシャープでスタイリッシュな印象を創出し、身長も高く見えます。一方でゴージラインが低い位置にある場合は貫禄があり落ち着いた印象を創出するでしょう。
ノッチ
ノッチとは切り込みという意味であり、ゴージラインの端にある切り込み部分を表します。ノッチは上襟と下襟の端部で形状が決まり、ゴージラインを直線状に延ばしたものや、ノッチ部分で水平にしたものなど様々な形状があります。形状によって印象が大きく変化するのでジャケットの重要な要素といえるでしょう。
ピークドラペルって何?
「ピークド」は英語で「peaked」であり「さきが尖った」という意味があります。ピークドラペルとは下襟の先端が上に向かって尖った形状になっているのが特徴です。ピークドラペルが創り出す印象は「シャープ」「華やか」「パワフル」などであり、定番の「ノッチドラペル」と比べると個性が際立ちます。
着用シーンとしてはパーティーや結婚式などの華やかな場が最も適していますが、ビジネスシーンにおいても通用します。ビジネスシーンで着用するには少し華美であると感じる場合は、「セミピークドラペル」が適しています。こちらはピークドラペルよりもおとなしい印象となり、個性的ながらも柔和な印象を創り出すでしょう。
ピークドラペルはどんなスーツについているのか
ピークドラペルはもともと「モーニングコート」や「タキシード」などのフォーマルスーツで取り入れられていました。またボタンが2列のジャケットである「ダブルスーツ」においてはピークドラペルが標準といえるでしょう。ダブルスーツを着たくないという方には、シングルスーツのピークドラペルをオススメします。ビジネスシーンにおいては周囲に着用している方が少ないため、個性的でお洒落な雰囲気を創り出せます。
他にもあるラペルの種類と幅
ラペルにはピークドラペル以外にもいくつか種類があります。またラペルの幅にも様々な種類があるのでご紹介します。
ラペルの種類
ノッチドラペル
ノッチドラペルは最も一般的といえる襟型です。ゴージラインが一直線になっている為、下襟の先端が下向きになっています。ノッチドラペルの形状はひし形になっているのが特徴であり、シャープな印象を与えます。ビジネスシーンはもとより冠婚葬祭の様々な行事にも着用可能です。
フィッシュマウスラペル
フィッシュマウスラペルはその名の通り、ノッチの形状が魚の口が開いた状態と似ていることから名づけられました。ノッチドラペルとの違いはゴージラインから先端にかけて少し横向きになっている点と上襟の角が丸みをおびている点です。穏やかな印象のフィッシュマウスラペルは、ビジネスシーンにオススメといえるでしょう。
クローバーリーフラペル
クローバーリーフラペルはクローバーの葉のように角を丸くカットした襟型です。上襟と下襟の角がカットされたデザインは「柔和さ」や「やさしさ」を印象付けます。ビジネスシーンにおいては着用している方が少ないので個性を出しやすいデザインでしょう。
ラペルの幅
ラペルには形の違いがあることをご紹介しましたが、実はラペルにはもうひとつの違いがあります。それはラペルの「幅」です。ラペルの幅もシーツの印象を大きく左右する重要な要素ですので知っておくとよいでしょう。
レギュラーラペル
幅が約7.5cmから8.5cmのラペルのことをレギュラーラペルとよびます。その名の通り最も一般的なラペルの幅となっており、誰でも比較的合わせやすいといえるでしょう。
ナローラペル
ナローラペルの幅は約5cmから7cmとなっています。タイトスーツに広く採用されており、2000年代に流行しました。ナローラペルは「若々しさ」「フレッシュさ」を印象づけます。
ワイドラペル
幅が約9cmを超えるラペルをワイドラペルとよびます。ビジネスシーンにおいては少し華美な印象となるため、シーンを選んで着用する必要があるでしょう。
ナローラペルやワイドラペルのジャケットを着用する際はネクタイの幅に注意が必要です。ラペルの幅とネクタイの幅を揃える、という基本を徹底し、バランスのとれたコーディネートを意識しましょう。また、顔が大きめの方がナローラペルのジャケットを着用するとバランスが悪く見えることもあります。スーツをオーダーする際はご自身のスタイルも考えながらオーダーすると、満足できる一品もののスーツを手に入れられるでしょう。
オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?
オーダースーツSADAは1923年創業の老舗オーダースーツ専門店です。仙台と北京に自社工場を構えており、年間12万着ものオーダースーツを製造しています。多くの著名人にも愛用されているオーダースーツSADAの魅力を2つご紹介します。
優れたコストパフォーマンス
オーダースーツSADAの魅力はなんといってもそのリーズナブルな価格です。オーダースーツと聞くと「高いのでは?」と直感的に思う方も多いのではないでしょうか。しかし、オーダースーツSADAは主に2つの画期的な手法で、オーダースーツでありながらリーズナブルな価格を実現しています。
生地購入から縫製、販売までを自社完結
一般的なスーツ製造会社ではまず生地を商社が買い、生地卸業者などを経て縫製工場で製造します。多くの会社が関わるため、最終的なスーツの価格はどうしても高くなってしまうのです。オーダースーツSADAは生地仕入れから縫製、販売まで佐田グループで完結する体制を整えている為、こうした不要なコストを徹底的に排除できます。
先端技術導入による製造コスト削減
オーダースーツSADAではCAD(自動設計システム)、CAM(自動裁断機)を活用しています。これによりスーツの製造工程は究極にまで自動化されています。通常であれば職人が行う様な繊細な作業も自動化されている為、1点もののオーダースーツであってもほぼ職人が関与することなく完成させられます。これが抜群のコスパを発揮できる第2の仕組みです。
フルオーダースーツのフィット感
既製のスーツの場合、体の最も大きい部分に合わせてサイズを選んでいるため、体のすべての部分にフィットするスーツを探し当てることは難しいといえるでしょう。オーダースーツSADAでは体の20カ所もの部分を採寸して仕立てていくため、どんな体型の方でも自分の体にピッタリとフィットしたスーツを手に入れられます。
2ボタン シングルスーツ スリーピース
生地素材 |
|
---|---|
裏地 | |
ボタン | |
オプションその他 | |
担当スタイリスト | 高橋 |