ダブルスーツの着こなし術とは?ダブルスーツの前ボタンの留め方などのマナーもご紹介します!
2022年1月6日当時のものです。
公開から2年以上経過しています。
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こんにちは!!オーダースーツSADA新横浜プリンスペペ店でございます。
今回は、当店で作られたお客様のスーツをご紹介したいと思います。
今回はW上下でのお仕立て
流行に戻りつつあるWのスーツ
今回は成人式に合わせて仕立てさせて頂きました。
スーツのダブルってどんなスーツ?
スーツにはシングルスーツとダブルスーツがあります。シングルスーツはジャケットの前ボタンが1列に配置されるのに対して、ダブルスーツは2列に配置される点が最も大きな違いです。日本では20世紀後半のバブル期に流行しましたが、この当時の印象からダブルスーツは「野暮ったい」「古くさい」といった印象を持つ人が多いのではないでしょうか。
バブル期以降はシングルスーツ一択の時代が長く続きましたが、近年再びクラシックな装いとしてダブルスーツに脚光があたっています。バブル時代のダブルスーツは恰幅のいい人がゆったりと着こなすイメージですが、現代のダブルスーツはシャープ、スタイリッシュにすっきりと着こなすイメージとなっています。ダブルスーツの魅力はシングルスーツにはない重厚な印象です。ビジネスシーンにおいて重要な会議、プレゼンなどで着用するとプラスアルファの効果を生みだすことでしょう。
ダブルジャケットの中にも種類がある
「ダブルジャケット」とはジャケットの前ボタンが2列に並んでいるジャケットの総称です。「ダブルジャケット」には種類があり、それぞれ「6つボタン」、「4つボタン」と呼ばれます。
6つボタンのダブルジャケット
6つボタンのダブルスーツとはジャケットの前ボタンが6つあるタイプのジャケットです。現代では6つボタンがダブルスーツの主流となっています。ボタンの留め方については後述しますが、留め方によってスーツの印象を大きく変えられる点が魅力といえるでしょう。
4つボタンのダブルジャケット
4つボタンのダブルスーツとは、言葉通りジャケットの前ボタンが4つのものです。正面から見ると4つのボタンが正方形を描く形で配置されているのが特徴です。6つボタンのダブルジャケットを小柄な人が着用すると、どうしてもボタンの間隔が狭くなってしまいます。小柄な人の場合は4つボタンのジャケットをオススメします。
ダブルジャケットの歴史
スーツは元々メンズのモーニングコートなどをカジュアルに着こなす平服として1860年頃に誕生しました。誕生した当初はシングルジャケットしか存在せず、ダブルジャケットが誕生したのは1900年代に入ってからといわれています。第一次世界大戦後の1920年頃には海外でダブルジャケットが大流行し、様々なタイプのダブルジャケットが誕生しました。
先にも記載しましたが、日本ではバブル期にダブルジャケットが大流行しました。当時のダブルジャケットはゆったりとしたシルエットのものが人気でしたが、これは年齢相応の貫禄を表現できたからだといわれています。先にも書きましたが、当時のダブルジャケットを今の時代に見ると「野暮ったい」という印象を持つのではないでしょうか。
ダブルジャケットをかっこよく着こなすには
シングルジャケットが主流の時代ですので、ダブルジャケットの着こなしに慣れていないという人が多いのではないでしょうか。しかし、「着こなし方が分からない」という理由でダブルジャケットを敬遠するのは勿体ないので、ここで着こなしのポイントをご紹介します。
着丈
ダブルスーツの着こなしにおいて最も大事なポイントは着丈です。バブル期のダブルスーツは着丈が長いものが主流でしたが、現代では着丈が短いものが主流となっています。着丈が長いとフォーマルな印象、短すぎるとカジュアルな印象となるので、着丈が短くなりすぎないように注意する必要があります。ヒップトップがちょうど隠れるくらいのサイズがベストの長さといえるでしょう。
パンツ
ダブルジャケットは装飾ボタンが多くごちゃごちゃした印象になりがちです。スマートな着こなしにするためには、ダブルジャケットに合わせるパンツをシンプルなものにすると良いでしょう。
ダブルジャケットのボタンはどこを留めるのか
6つボタンの留め方
スーツを正面から見て右側のボタンは飾りですので使用することはありません。ジャケット着用時の前ボタンの留め方には「6つボタン1掛け」「6つボタン2掛け」「6つボタン3掛け」の3通りがあるので簡単に説明します。オーソドックスな留め方は「6つボタン2つ掛け」であり、ビジネスシーンはもとよりフォーマルな場でも通用するといえます。「6つボタン1つ掛け」は左側の真ん中もしくは下のボタンを留めるスタイルです。現代のタイトなダブルスーツの場合、シングルスーツと同様に下のボタンを外しておくスタイルが主流といえるでしょう。6つボタンジャケットにおいては上のボタンは飾りですが留めることもできます。これを「6つボタン3掛け」と呼びますが、Vゾーンが狭く少し窮屈な印象となるのであまり採用されないスタイルといえるでしょう。
4つボタンの留め方
こちらもスーツを正面から見て右側のボタンは飾りです。4つボタンのダブルスーツのボタンの留め方は「4つボタン1掛け」「4つボタン2掛け」の2種類があります。「4つボタン1掛け」は左側の下のボタンを留めるスタイルでVソーンが広く見えるのが特徴であり、こなれ感を出せるスタイルです。「4つボタン2掛け」は左側の上下のボタンを留めるスタイルで、礼服としてダブルスーツを着用する場合にはこのスタイルが適しています。
おすすめの着用シーン
ビジネスシーン
ビジネスシーンにおけるダブルスーツのカラーとしてはネイビーやグレー、柄としては無地、ストライプ柄が適しています。「ダブルスーツはフォーマルスーツである」と認識されている人が多いですが、格式はシングルスーツと変わらないため、ビジネスシーンでも問題なく着用できます。ただし、古い慣習が残る職場においてはダブルスーツをフォーマルスーツと認識している方がいるかもしれません。TPOを考慮してシングルスーツ、ダブルスーツの使い分けをする様に心掛けましょう。
お葬式
お葬式においてもダブルスーツを着用することに問題はありません。スーツの生地としては漆黒の無地を選びます。ビジネスシーンや結婚式においては光沢のある生地が好まれますが、お葬式においては光沢のない生地のスーツを着用するのがマナーとなっています。お葬式においては靴、シャツ、ネクタイ等のアイテムにも細かいマナーがあるので注意しましょう。
オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?
オーダースーツSADAは1923年創業の老舗オーダースーツ専門店です。仙台と北京に自社工場を構えており、年間12万着ものオーダースーツを製造しています。多くの著名人にも愛用されているオーダースーツSADAの魅力を2つご紹介します。
優れたコストパフォーマンス
オーダースーツSADAの魅力はなんといってもそのリーズナブルな価格です。オーダースーツと聞くと「高いのでは?」と直感的に思う方も多いのではないでしょうか。しかし、オーダースーツSADAは主に2つの画期的な手法で、オーダースーツでありながらリーズナブルな価格を実現しています。
#生地購入から縫製、販売までを自社完結
一般的なスーツ製造会社ではまず生地を商社が買い、生地卸業者などを経て縫製工場で製造します。多くの会社が関わるため、最終的なスーツの価格はどうしても高くなってしまうのです。オーダースーツSADAは生地仕入れから縫製、販売まで佐田グループで完結する体制を整えている為、こうした不要なコストを徹底的に排除できます。
#先端技術導入による製造コスト削減
オーダースーツSADAではCAD(自動設計システム)、CAM(自動裁断機)を活用しています。これによりスーツの製造工程は究極にまで自動化されています。通常であれば職人が行う様な繊細な作業も自動化されている為、1点もののオーダースーツであってもほぼ職人が関与することなく完成させられます。これが抜群のコスパを発揮できる第2の仕組みです。
フルオーダースーツのフィット感
既製のスーツの場合、体の最も大きい部分に合わせてサイズを選んでいるため、体のすべての部分にフィットするスーツを探し当てることは難しいといえるでしょう。オーダースーツSADAでは体の20カ所もの部分を採寸して仕立てていくため、どんな体型の方でも自分の体にピッタリとフィットしたスーツを手に入れられます。
ダブルスーツ
生地素材 |
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裏地 | |
ボタン | |
オプションその他 | |
担当スタイリスト | 高橋 |