スーツは衣替えをすべき?季節毎のスーツを揃えるメリットをご紹介!
2021年11月21日当時のものです。
公開から3年以上経過しています。
(1127日)
んにちは!!オーダースーツSADA新横浜プリンスペペ店でございます。
今回は、当店で作られたお客様のスーツをご紹介したいと思います。
今回はS上下でのお仕立て
お客様のスタイルを活かすシルエットでの仕上がり
スーツには衣替えがある
外回りが主業務である営業マンのようにスーツを一日中着用する方であれば、少しでも快適に過ごせるスーツが欲しいと思うのではないでしょうか。着用しているスーツが適切でないと気持ちの面でも仕事に集中できず、成果が上がらないといった悪影響が出ることもあります。夏場と冬場の気温差や湿度差は非常に大きいため、季節に合わせたスーツを着用することが望ましいでしょう。
スーツには「春夏用」「秋冬用」「オールシーズン」の3種類があります。シーズンに合わせて何着もスーツを揃えるのは管理面でも金銭面でも難しいケースもあり得ます。こうした方の為にオールシーズン対応のスーツがありますが、オールシーズン対応であるが故に夏場は涼しさが十分ではなく、冬場は暖かさが十分ではなく、結局は快適といえないのが実情です。
このためスーツも「衣替え」をすべきであるといわれています。3月から5月にかけて秋冬用から春夏用へ、9月から11月にかけて春夏用から秋冬用へ衣替えするのが一般的です。毎年気温の推移が異なる為、気温の変化に合わせて衣替えをする必要があります。目安としては最高気温が3日以上安定して23℃を超えた場合に秋冬用から春夏用へ、最高気温が3日以上安定して25℃を下回った場合に春夏用から秋冬用へ移行すると良いでしょう。
春夏用と秋冬用の違い~生地~
春夏用スーツと秋冬用スーツの違いは「生地」と「裏地」にあります。
まずは生地の違いについてそれぞれ解説してきます。
春夏用
春夏用スーツは季節に合わせて通気性に優れた生地が適用されます。夏場にワイシャツ一枚で仕事ができる場合は良いですが、仕事の関係上スーツを着用せざるを得ない方もいます。汗でシャツやスーツが湿ってしまうと不快でストレスになってしまうため、できるだけ通気性の良いスーツを着用して熱がこもらないようにすることが重要です。
通気性の良い素材として採用されているものは以下のとおりです。
・サマーウール(羊毛)
・リネン(麻)
・モヘア(山羊の毛)
・コットン(綿)
リネンについてはリネン100%だとシワが残りやすい欠点があるため、ウールとの混紡が一般的です。
代表的な春夏用スーツ生地の織り方は「平織り」となっており、経糸、緯糸を交差させる織り方です。平織りは糸間の距離が適度に空くため、通気性に優れています。一方で伸縮性は乏しい為、耐久面では注意が必要です。ドアノブや机の角などに引っ掛けないように注意しましょう。
秋冬用
冬場の寒い時期に適した生地はどういったものでしょうか。夏場のように通気性が高い生地を使ったスーツを着用した場合、外回りなどの仕事は寒さでとても辛いものになってしまいます。秋冬用スーツの生地に求められる性能は春夏用とは逆の性能、すなわち「保温性」です。
保温性に優れた生地には以下のものがあります。
・フランネル(表面を起毛させた素材)
・ツイード(スコットランド発祥の織物)
・サキソニー(上質なメリノウールを使った素材)
代表的な秋冬用スーツ生地の織り方は「綾織り」であり、経糸が2本通過した後に緯糸を一本通す織り方です。糸間の密度が高くて風を遮断できるため、非常に高い保温性があります。平織りと比べると耐摩耗性は劣りますが伸縮性には優れています。
春夏用と秋冬用の違い~裏地~
スーツに裏地を付ける本来の目的は次のとおりです。
・湿気や痛みから表地を保護する
・着る際に摩擦を減らして滑りをよくする
しかし、現在では季節、気温、湿度の違いに応じて裏地を変えるのが一般的になっています。既述のとおり夏場は通気性を良くしたいため「背抜き」仕様を採用するのが一般的です。「背抜き」とは背中部分の裏地を省いた仕様です。一方、冬場は保温性を高めたいため「総裏」仕様が採用されています。こちらは背中部分にも裏地を付けた仕様となっています。
生地の質感を表す重さ
はじめてスーツ生地を選ぶ場合、どういった生地が用途に適しているのか悩むのではないでしょうか。こうした場合に備えてスーツの生地を選ぶ際の指標を覚えておくと良いでしょう。スーツの生地を選ぶ際の指標とは「目付」すなわち「生地の重さ」です。生地の値札には通常グラム数が表示されていますので、これを参考にして用途に合った生地を選びましょう。このグラム数は生地1mあたりの重さとなっています。一般的には250グラム未満のものを春夏用とし、250グラム以上のものを秋冬用と区別します。
秋冬スーツの定番柄はどんな柄?
ここでは秋冬用スーツの定番柄を3種類ご紹介します。
チェック
秋冬スーツの柄として広く取り入れられているのがチェック柄です。お洒落な雰囲気ですがカジュアルと捉えられる可能性があるため、ビジネスシーンにおいて着用する際はTPOを考慮して選択するようにしましょう。
ストライプ
無地と並んで人気のストライプも秋冬スーツの定番柄です。一般的にはストライプが細いスーツは上品でスタイリッシュに仕上がり、ストライプが太いスーツは重厚な印象に仕上がります。しかし、秋冬用スーツの生地は厚いものが多いため、ストライプが細いとストライプ柄がぼやけてしまうケースもあります。そのため、秋冬用スーツの場合は太目のストライプの方が却ってスタイリッシュに見えることもあります。
ヘリボーン
「ニシンの骨」を意味するヘリボーンも秋冬の定番柄です。光の反射によって光沢感があり、高級紳士服に使用されます。重厚で落ち着いた印象と共に、秋冬にピッタリな温かみのある仕上がりになるのが特徴です。
シーズンオフのスーツはどうしたらいい?
ここまでスーツは「春夏用」と「秋冬用」の2種類を用意するのが望ましいと記載してきました。ではシーズンオフのスーツはどのように保管すれば良いのでしょうか。ここでは4つの基本動作をご紹介します。
・着用したスーツは長期保管前にクリーニングに出す
・不織布で作られた保管カバーを使用する
・防虫剤、除湿剤を入れて保管する
・通気性の良い場所で保管する
シーズンオフのスーツを長期保管する上で最も注意すべき点は、カビ、害虫によってスーツが痛んでしまうことです。スーツは長い期間着用できるものですので、しっかり管理して無用な痛みによる買い替えを未然に防止するようにしましょう。
オーダーする時に着用したいインナーやアウターを持っていく
スーツをオーダーする際に注意したいのがコート、シャツ、ネクタイ、ベスト、革靴との組み合わせです。作り出したいイメージをしっかり持ち、全身のトータルコーディネートを考える必要があります。例えば、ネクタイとスーツの組み合わせだけで印象が大きく変わってしまうこともあり得ます。また、インナーによってはジャケットが膨れてしまったり、アウターと合わなかったりするでしょう。
スーツに加えてインナー、アウターも一式揃える場合には店舗で実際に合わせられるため、問題はありません。しかし、手持ちのインナー、アウターに合うスーツをオーダーする際は必ずインナー、アウターを持っていき、全身のトータルコーディネートを確認した上でオーダーすることを心がけましょう。
オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?
オーダースーツSADAは1923年創業の老舗オーダースーツ専門店です。仙台と北京に自社工場を構えており、年間12万着ものオーダースーツを製造しています。そんなオーダースーツSADAの魅力を2つご紹介します。
優れたコストパフォーマンス
オーダースーツSADAでは生地購入から縫製、販売までを自社完結しています。また、先端技術であるCAD(自動設計システム)、CAM(自動裁断機)を活用して徹底したコスト削減を実現しています。これによりオーダースーツでありながらリーズナブルな価格を実現しています。
フルオーダースーツのフィット感
既製のスーツの場合、体の最も大きい部分に合わせてサイズを選んでいるため、体のすべての部分にフィットするスーツを探し当てることは難しいといえるでしょう。オーダースーツSADAでは体の20カ所もの部分を採寸して仕立てていくため、どんな体型の方でも自分の体にピッタリとフィットしたスーツを手に入れられます。ジャストフィットするスーツを探している方は是非オーダースーツSADAにてスーツをオーダーしてみてください。
秋冬用のオーダースーツは生地のラインアップが豊富なオーダースーツSADAで仕立てることを検討ください。オーダースーツSADAであればイメージ通りの秋冬スーツを低価格で手に入れられます。秋冬スーツをオーダーする際は防寒対策としてジレの購入もおススメです。オーダースーツSADAの店舗にて是非ご相談ください!
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担当スタイリスト | 高橋 |