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フランネルスーツは秋冬の主役!?軽くて暖かいフランネルスーツの魅力と着こなしをご紹介!

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最終更新日
この記事の内容は、
2021年11月8日当時のものです。
公開から3年以上経過しています。
(1140日)

肌寒い季節になると暖かさを感じる素材を取り入れたくなりますよね。秋冬の人気素材、フランネルはスーツでぜひ取り入れて欲しい素材の一つです。でもフランネルと聞いて想像の付かない方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回はフランネル素材の魅力とスーツでの着こなしをご紹介します。

 

お客様コレクション

 

こんにちは!!オーダースーツSADA新横浜プリンスペペ店でございます。

今回は、当店で作られたお客様のスーツをご紹介したいと思います。

今回はS上衣のお仕立て

フランネル生地の為ジャケットだけでもはっきりとした仕上がりになっております。

2021秋冬 51CN-5013 CANONICO

担当スタイリスト 高橋



秋冬スーツの定番「フランネル」の魅力

フランネルとは、太く短い紡毛糸を使って作られた、やわらかく暖かな毛織物のことです。発祥は英国のウェールズ地方で、厚手のフランネルは「フラノ」と呼ばれることや、フランネル素材そのものを「ネル」と呼ばれることもあります。コットンを使って織られた生地は「コットンフランネル」と呼ばれています。スーツに使用されるフランネル素材は、ウール生地を縮絨(しゅくじゅう)させ、起毛加工した生地が一般的です。

 

フランネルの特徴

 

コートのいらない暖かさ

保温性に優れたフランネルのスーツは、コートが必要ないほどのあたたかさと言われています。フランネルは製造の際に、縮絨という織られた生地を水に浸して揉み、糸が絡み合い縮んで厚みを出す工程があります。生地を「フエルト」状にする状態を想像していただくと分かりやすいですね。その工程で生地を濃縮し厚みを出した後、生地の表面を起毛させてあたたかさを出す仕組みです。また毛足の長いフランネルは、繊維の中に空気を含んで熱を逃さない効果もあります。このようにしっかりと糸同士が絡み合い、毛足の長い繊維であたたかな空気を逃さないため、フランネルはコート不要の暖かさなのです。

 

軽くてやわらかい

フランネルはフエルト生地の一種で、生地の厚みに対して軽量です。またフランネルは縮絨・起毛をほどこしているため、目の詰まった生地となり、弾力性にも優れています。そのため型崩れしにくく、耐久性の高い生地です。また起毛素材特有の伸縮性が高く、やわらかい着心地が寒さ厳しい冬には嬉しいですね。着心地が軽く、やわらかいフランネルは、ずっしりとしたウール素材が中心の秋冬アイテムの中ではめずらしい素材と言えます。

 

霜降り

フランネル生地の特徴は、霜降りとも言われます。生地の霜降りは、複数の色糸を混ぜて織ることで、ボヤけたように見える織り方です。「杢柄(もくがら)」、「メランジ」などとも呼ばれます。フランネルの霜降りはやわらかい印象で、特にグレーはこの霜降りが最も分かりやすく、人気のあるカラーです。温かみのある優しい色合いは、ひんやりとした冬の空気に映えますね。

 

フランネルを作るのに欠かせない「梳毛糸」と「紡毛糸」

フランネル生地は一般的なスーツとはことなる種類の糸を使用していることも特徴の一つです。スーツ生地によって使用される糸の種類が異なるのですが、その種類は大きく分けて2種類です。

 

梳毛糸(そうもうし)

梳毛とは、繊維に櫛を通してくしけずられた毛のことです。櫛を通すことで短い繊維を取り除き、一定方向に揃えられ撚られた糸が梳毛糸と呼ばれます。細く長い糸ですが、耐久性があり、スーツ生地の大半はこの梳毛糸が使用されています。梳毛糸で織られた生地は、滑らかで美しい光沢が特徴です。

梳毛フランネルは、この梳毛を起毛加工させたもので、スーツ用の生地を少しだけ起毛させて作られるのが特徴です。見た目は普通のスーツと変わらず、わずかに起毛している梳毛フランネルは初めてフランネルスーツを取り入れる方にもおすすめです。

 

紡毛糸(ぼうもうし)

紡毛とは、繊維の梳きをあえて行わず、繊維の長さや向きが整っていない状態の毛のことです。繊維の向きが揃わない状態で作られた紡毛糸を使った生地は、梳毛糸と比べて繊維と繊維の間に隙間が生まれます。その隙間が空気を含み、熱伝導率が低くなることで保温性の高い生地となるのが特徴です。フランネルやツイードの生地には、この梳毛糸が使われています。温かみがあり、重厚感のある生地になるため、秋冬向けの生地が一般的です。少し肌寒くなってきた秋口に梳毛フランネル、しんしんと寒い冬の時期に紡毛フランネル、と気候によって選ぶフランネル生地を使い分けるのも良いですね。

 

フランネルスーツのお手入れ

フランネルは起毛素材のため、使用していくうちに生地の摩擦で毛羽立ちや毛玉が出来やすい生地です。正しいお手入れ方法を知れば、フランネルスーツを長くキレイに着用できますので、ぜひポイントを押さえておきましょう。

 

ブラッシングを行う

スーツのお手入れの基本は洋服ブラシでのブラッシングです。スーツをハンガーにかけて洋服ブラシでブラッシングを定期的に行うことで、フランネルスーツにできやすい毛玉の発生を防止することができます。丁寧にブラッシングを行うことで、生地表面の繊維が整うので、光沢が出ますし、ほこりなどの汚れも取り除くことができます。また秋冬は空気が乾燥し、静電気が起こりやすくなりますよね。静電気によって繊維が絡みやすくなり、毛玉が出来やすくなります。ブラッシングを行う際に静電気防止スプレーを使うことで、毛玉やホコリがつきにくくなりますのでぜひ一緒に使用するのがおすすめです。

 

毛玉ができた場合

フランネルは繊維が弱く、細い毛が絡まって毛玉ができることが多々あります。毛玉ができた際は、無理に手で取るのは絶対にやめましょう。一つずつ丁寧にハサミで切り取るようにしてください。

 

定期的なクリーニング

スーツは自宅で洗うことができませんので、定期的にクリーニングに出すようにしましょう。その際に「柔軟仕上げ」を依頼するのがおすすめです。クリーニング店から仕上がって戻ってきた際は、ビニールカバーから不織布の洋服カバーをかけると通気性が良くなり、フランネルの起毛が潰れず、ふんわりとした状態を保つことができます。

 

フランネルを着こなすには

ふんわりと温かみのある印象のフランネルは、やさしい印象を与えてくれます。フランネルスーツはビジネスシーンだけでなく、幅広く活躍してくれますので、おすすめの着こなしをご紹介します。

 

ビジネスシーン

フランネルスーツの定番カラーはネイビーとグレーですが、ビジネスシーンでより汎用性が高いのはグレーです。グレーはフランネルの特徴である霜降りを存分に楽しむことができ、ビジネスシーンにも違和感なく溶け込めます。グレーは色の濃淡によって印象が変わりますので、落ち着いた雰囲気を好む人はチャコールグレーを、若々し雰囲気を好む人はライトグレーを選ぶと良いでしょう。ストライプ柄やチェック柄も、フランネル生地なら起毛しているため、柄の印象がやわらかくなります。柄もののスーツに初めてチャレンジする際にもフランネルスーツはおすすめです。

 

スマートカジュアル

フランネルスーツは、ジャケットやパンツの単品でも活躍してくれる万能アイテムです。セーターにフランネル素材のパンツを合わせるスタイルも上品で洗練された雰囲気になります。またスマートカジュアルが求められる場面でも、フランネルジャケットをセーターに合わせるシンプルな着こなしで対応可能です。温かみのあるフランネル素材であれば、適度にリラックスした雰囲気もありますので、肩ひじを張っていないコーディネートが完成します。カジュアルなアイテムとも相性の良いフランネルは、ビジネスシーン以外にも取り入れるとコーディネートの幅が広がりますので、おすすめです。

 

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

フランネルスーツの魅力についてご紹介しましたが、早速秋冬に取り入れたいと思った人も多いのではないでしょうか。実はフランネル素材には多くの色や柄のバリエーションがあり、自分に合ったスーツを見つけるのが大変です。そんな時には、ぜひオーダースーツで自分の好みの生地からスーツを作りましょう。オーダースーツSADAでは、既製品のスーツにはない特別な生地も取り扱いがあり、理想の生地に出会うことができます。ビジネスシーン以外にも取り入れやすいフランネルスーツは、ジャケットやパンツのデザインも汎用性が高いものを選ぶのがおすすめです。専門スタッフのアドバイスを受けながら、フランネルスーツで秋冬のおしゃれを楽しみませんか。

 

 

肌寒い季節になると暖かさを感じる素材を取り入れたくなりますよね。秋冬の人気素材、フランネルはスーツでぜひ取り入れて欲しい素材の一つです。でもフランネルと聞いて想像の付かない方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回はフランネル素材の魅力とスーツでの着こなしをご紹介します。

 

お客様コレクション

 

こんにちは!!オーダースーツSADA新横浜プリンスペペ店でございます。

今回は、当店で作られたお客様のスーツをご紹介したいと思います。

今回はS上衣のお仕立て

フランネル生地の為ジャケットだけでもはっきりとした仕上がりになっております。

2021秋冬 51CN-5013 CANONICO

担当スタイリスト 高橋



秋冬スーツの定番「フランネル」の魅力

フランネルとは、太く短い紡毛糸を使って作られた、やわらかく暖かな毛織物のことです。発祥は英国のウェールズ地方で、厚手のフランネルは「フラノ」と呼ばれることや、フランネル素材そのものを「ネル」と呼ばれることもあります。コットンを使って織られた生地は「コットンフランネル」と呼ばれています。スーツに使用されるフランネル素材は、ウール生地を縮絨(しゅくじゅう)させ、起毛加工した生地が一般的です。

 

フランネルの特徴

 

コートのいらない暖かさ

保温性に優れたフランネルのスーツは、コートが必要ないほどのあたたかさと言われています。フランネルは製造の際に、縮絨という織られた生地を水に浸して揉み、糸が絡み合い縮んで厚みを出す工程があります。生地を「フエルト」状にする状態を想像していただくと分かりやすいですね。その工程で生地を濃縮し厚みを出した後、生地の表面を起毛させてあたたかさを出す仕組みです。また毛足の長いフランネルは、繊維の中に空気を含んで熱を逃さない効果もあります。このようにしっかりと糸同士が絡み合い、毛足の長い繊維であたたかな空気を逃さないため、フランネルはコート不要の暖かさなのです。

 

軽くてやわらかい

フランネルはフエルト生地の一種で、生地の厚みに対して軽量です。またフランネルは縮絨・起毛をほどこしているため、目の詰まった生地となり、弾力性にも優れています。そのため型崩れしにくく、耐久性の高い生地です。また起毛素材特有の伸縮性が高く、やわらかい着心地が寒さ厳しい冬には嬉しいですね。着心地が軽く、やわらかいフランネルは、ずっしりとしたウール素材が中心の秋冬アイテムの中ではめずらしい素材と言えます。

 

霜降り

フランネル生地の特徴は、霜降りとも言われます。生地の霜降りは、複数の色糸を混ぜて織ることで、ボヤけたように見える織り方です。「杢柄(もくがら)」、「メランジ」などとも呼ばれます。フランネルの霜降りはやわらかい印象で、特にグレーはこの霜降りが最も分かりやすく、人気のあるカラーです。温かみのある優しい色合いは、ひんやりとした冬の空気に映えますね。

 

フランネルを作るのに欠かせない「梳毛糸」と「紡毛糸」

フランネル生地は一般的なスーツとはことなる種類の糸を使用していることも特徴の一つです。スーツ生地によって使用される糸の種類が異なるのですが、その種類は大きく分けて2種類です。

 

梳毛糸(そうもうし)

梳毛とは、繊維に櫛を通してくしけずられた毛のことです。櫛を通すことで短い繊維を取り除き、一定方向に揃えられ撚られた糸が梳毛糸と呼ばれます。細く長い糸ですが、耐久性があり、スーツ生地の大半はこの梳毛糸が使用されています。梳毛糸で織られた生地は、滑らかで美しい光沢が特徴です。

梳毛フランネルは、この梳毛を起毛加工させたもので、スーツ用の生地を少しだけ起毛させて作られるのが特徴です。見た目は普通のスーツと変わらず、わずかに起毛している梳毛フランネルは初めてフランネルスーツを取り入れる方にもおすすめです。

 

紡毛糸(ぼうもうし)

紡毛とは、繊維の梳きをあえて行わず、繊維の長さや向きが整っていない状態の毛のことです。繊維の向きが揃わない状態で作られた紡毛糸を使った生地は、梳毛糸と比べて繊維と繊維の間に隙間が生まれます。その隙間が空気を含み、熱伝導率が低くなることで保温性の高い生地となるのが特徴です。フランネルやツイードの生地には、この梳毛糸が使われています。温かみがあり、重厚感のある生地になるため、秋冬向けの生地が一般的です。少し肌寒くなってきた秋口に梳毛フランネル、しんしんと寒い冬の時期に紡毛フランネル、と気候によって選ぶフランネル生地を使い分けるのも良いですね。

 

フランネルスーツのお手入れ

フランネルは起毛素材のため、使用していくうちに生地の摩擦で毛羽立ちや毛玉が出来やすい生地です。正しいお手入れ方法を知れば、フランネルスーツを長くキレイに着用できますので、ぜひポイントを押さえておきましょう。

 

ブラッシングを行う

スーツのお手入れの基本は洋服ブラシでのブラッシングです。スーツをハンガーにかけて洋服ブラシでブラッシングを定期的に行うことで、フランネルスーツにできやすい毛玉の発生を防止することができます。丁寧にブラッシングを行うことで、生地表面の繊維が整うので、光沢が出ますし、ほこりなどの汚れも取り除くことができます。また秋冬は空気が乾燥し、静電気が起こりやすくなりますよね。静電気によって繊維が絡みやすくなり、毛玉が出来やすくなります。ブラッシングを行う際に静電気防止スプレーを使うことで、毛玉やホコリがつきにくくなりますのでぜひ一緒に使用するのがおすすめです。

 

毛玉ができた場合

フランネルは繊維が弱く、細い毛が絡まって毛玉ができることが多々あります。毛玉ができた際は、無理に手で取るのは絶対にやめましょう。一つずつ丁寧にハサミで切り取るようにしてください。

 

定期的なクリーニング

スーツは自宅で洗うことができませんので、定期的にクリーニングに出すようにしましょう。その際に「柔軟仕上げ」を依頼するのがおすすめです。クリーニング店から仕上がって戻ってきた際は、ビニールカバーから不織布の洋服カバーをかけると通気性が良くなり、フランネルの起毛が潰れず、ふんわりとした状態を保つことができます。

 

フランネルを着こなすには

ふんわりと温かみのある印象のフランネルは、やさしい印象を与えてくれます。フランネルスーツはビジネスシーンだけでなく、幅広く活躍してくれますので、おすすめの着こなしをご紹介します。

 

ビジネスシーン

フランネルスーツの定番カラーはネイビーとグレーですが、ビジネスシーンでより汎用性が高いのはグレーです。グレーはフランネルの特徴である霜降りを存分に楽しむことができ、ビジネスシーンにも違和感なく溶け込めます。グレーは色の濃淡によって印象が変わりますので、落ち着いた雰囲気を好む人はチャコールグレーを、若々し雰囲気を好む人はライトグレーを選ぶと良いでしょう。ストライプ柄やチェック柄も、フランネル生地なら起毛しているため、柄の印象がやわらかくなります。柄もののスーツに初めてチャレンジする際にもフランネルスーツはおすすめです。

 

スマートカジュアル

フランネルスーツは、ジャケットやパンツの単品でも活躍してくれる万能アイテムです。セーターにフランネル素材のパンツを合わせるスタイルも上品で洗練された雰囲気になります。またスマートカジュアルが求められる場面でも、フランネルジャケットをセーターに合わせるシンプルな着こなしで対応可能です。温かみのあるフランネル素材であれば、適度にリラックスした雰囲気もありますので、肩ひじを張っていないコーディネートが完成します。カジュアルなアイテムとも相性の良いフランネルは、ビジネスシーン以外にも取り入れるとコーディネートの幅が広がりますので、おすすめです。

 

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

フランネルスーツの魅力についてご紹介しましたが、早速秋冬に取り入れたいと思った人も多いのではないでしょうか。実はフランネル素材には多くの色や柄のバリエーションがあり、自分に合ったスーツを見つけるのが大変です。そんな時には、ぜひオーダースーツで自分の好みの生地からスーツを作りましょう。オーダースーツSADAでは、既製品のスーツにはない特別な生地も取り扱いがあり、理想の生地に出会うことができます。ビジネスシーン以外にも取り入れやすいフランネルスーツは、ジャケットやパンツのデザインも汎用性が高いものを選ぶのがおすすめです。専門スタッフのアドバイスを受けながら、フランネルスーツで秋冬のおしゃれを楽しみませんか。

シングルジャケット

生地素材
  • 生地番号 51CN-5013 CANONICO
裏地
ボタン
オプションその他
担当スタイリスト 高橋