襟は、スーツとあなたの雰囲気を決める 自分を引き立てるスーツの、襟の種類を見極めよう
2021年10月13日当時のものです。
公開から3年以上経過しています。
(1129日)
こんにちは!!オーダースーツSADA新横浜プリンスペペ店でございます。
今回は、当店で作られたお客様のスーツをご紹介したいと思います。
今回S三つ揃えでのお仕立て
ラペル幅(衿巾)を細くすっきりした仕上がりになっております
ジャケットの襟には部位ごとに名前がついている
① 襟(首の周りを囲んで、前胸もとで交差する細長い部分の事
② 襟先(着物の襟の先端部分のこと)
③ 襟幅(襟の幅のこと)
④ 襟羽開き(襟の開き角度)
⑤ 襟台巾(襟台の内側の巾)
⑥ 襟羽長さ(襟羽の付け根から、剣先までの長さ)
⑦ カラー(ジャケットの上襟のこと)
⑧ ラペル(ジャケットの下襟のこと)
襟の部位には、このような名前があります。
襟にも9種類の型がありますが、襟の型については後述します。
ラペルの幅による違い
ラペルの幅には、種類があります。その種類を紹介しましょう。
レギュラー
一般的のラペル幅は7.5cmから8.5cmとされています。
ナローラペル
ナローは細いという意味です。ラペル幅は6cmから7cmとされています。
ワイドラペル
ラペル幅は9cmから10cmくらいです。
10cm以上のラペルも存在します。ですが、ビジネスには不向きです。
自分に合ったスーツのラペル幅については、その時代の流行や廃りがあります。
また、スーツのバランスを見て、ラペル幅を決めると良いです。
肩幅や胸幅の広さには個人差があります。
大柄な方にはワイドラペル、体が細い方にはナローラペルが向いてるとされています。
自分の体形に合ったラペル幅を選ぶと良いでしょう。
トレンドを気にせず、長く着たいという方には、レギュラーラペルがオススメです。
ラペルの種類と特徴
「襟の部位ごとの名前」でも紹介したとおり、「ラペル」とは下襟のことです。
下襟にも、種類や特徴があるので、形により印象にも違いがあります。
その特徴を知ることで、自分好みのスーツやシャツをオーダーするときに役立ちます。
・ ノッチドラベル
「ノッチ」とは英語で、「V字型の切込み」を意味します。
上襟と下襟の縫い合わせ部分が直線で、下襟がひし形の形になっているのが大きな特徴です。
上襟と下襟の間にV字の切込みがあることが、名称の由来です。
最も一般的で、シングルのジャケットに多く採用されています。
ビジネスシーンでもカジュアルシーンでも対応可能です。
・ ピークドラペル
「ピーク」は「尖った部分」という意味を持ちます。
下襟の先端が斜め上向きに尖った形状である点が、最大の特徴です。
最大の特徴で、「ピークドラペル」はダブルスーツの襟として、良く採用されています。
優雅でドレッシーな雰囲気を醸し出す襟が、特徴となってます。
なので、冠婚葬祭などフォーマルな場での相性がいいでしょう。
・ セミピークドラペル
ピークドラペルより尖った形状を控えめにした襟が「セミピークドラペル」です。
ピークドラペルと比較して、下襟の角度が水平日数いており、剣先部分も少し丸みを帯びた形に仕上げられています。
ピークドラペルと比べて柔らかい印象を与え、フォーマルの雰囲気と共に、スタイリッシュな雰囲気を兼ね備えています。
ビジネスでもフォーマルっでも問わず、着用しやすい万能な襟となります。
下襟をラペルと言いますが、上襟をカラーと言います。カラーにも種類があり、カジュアルな「ボナバルトカラー」、フォーマルな「ジョールカラー」があります。
襟のバランスで印象が変わります。
そして見えにくい後ろの襟にも気を配ることが大切です。
襟に対する理解を深め、整った印象を与える着こなしをしましょう。
フラワーホールはどう使う?
「フラワーホール」について、ご存じない方もおられるのではないでしょうか?
多くのスーツジャケットに施されていますが、その役割や歴史について知らない方も多いと思われます。
フラワーホールとは、ジャケットの左側の襟(ラペル)にあけられているボタン穴(釦ホール)です。
フラワーホールとは、その名前の通り、花を挿しておく穴のこと。
起源は諸説ありますが、男性が女性に求婚したして花束を渡した際、承諾の意味でその花束の中から一輪取り出して、フラワーホールに差したことの名残という説が、知られています。
もっとも有力視されているのが、第一ボダンの名残であるという説です。
シングルボタンのジャケットは、かつて軍服によくみられる詰襟でした。
これが開襟シャツのように折り返され、不要になった第一ボタンは取り外されたものの、ボタンホールが残ったという説があります。
少ないですが、現在はフラワーホールがないジャケットもあります。
現在フラワーホールの使い方として、主に「社章」を取り付ける場所として使われることが多く、また「議員バッチ」や「弁護士バッチ」を取り付けることにも利用されています。
結婚式でのセレモニーやパーティシーンで、ラベルピンやブローチが飾られることも多いです。
楽しみとして「ラペルピン」を付けてみるのもいいでしょう。
ラペルピンとしては、フラワーホールの装飾品で、スティックタイプやブローチタイプ、チェーンタイプ、花の方とをした「ブートニエール」など、様々なデザインがあります。
またフラワー本来の使い方として、生花や造花を挿してみるのもオススメです。
ご自身の結婚式やプロポーズの際など、フラワーホールに花を挿すことで、ロマンチックな装いになります。
スーツのフラワーホールを上手に活用して、おしゃれを楽しんでみてはいかがですか?
シャツの襟にも種類がある
シャツの襟の形は、9種類もあります。
それぞれに特徴もあり、印象も変わります。
種類も多いので、一つずつ解説していきましょう。
1, スタンダードな「レギュラーカラー」
最もスタンダードな衿の形で、利用シーンを問わず、ビジネスシーンから冠婚葬祭まで幅広く使えます。
襟の開きの角度は75~90度程度のものが定番です。
おすすめ着用シーンは、「ビジネス」「面接」「冠婚葬祭」など、広く使えます。
2, 首回りがスッキリな「ワイドカラー」
レギュラーカラーより、衿の開きが広いのがワイドカラーです。衿の開きの角度は100~140度ぐらいです。
広めに襟が開いているので、首周りがスッキリと見えます。
首周りがスッキリと見えるため、肩幅が広めな人や、がっちり体型の人にお勧めです。
結婚式はもちろん、少しカジュアルなスタイルにも取り入れやすい形となっています。
オススメ着用シーンとして、「ビジネス」「ビジネスカジュアル」「結婚式や披露宴」「カジュアルシーン」となります。
3, 衿の開きがほぼ水平「ホリゾンタル」
ワイドカラーよりも笹に角度が広く、ほぼ180度に開いた衿をホリゾンタルといいいます。ノーネクタイで着用すると、綺麗なアーチ型を描くため、シャツ一枚でもジャケットと合わせて、スタイリッシュに着こなしが出来ます。
襟の開きが大きいため、細いネクタイの結び目では逆にアンバランスになります。なので、ホリゾンタルに合わせるネクタイは、太めで大きめの結び目がオススメです。
着用オススメシーンとしては「ビジネスカジュアル」「結婚式や披露宴」「カジュアルシーン」となります。
4, 襟の開きが大きい「カッタウェイ」
襟の開きが水平よりも広く190度程度あり、少し後ろにカットされた襟のことです。
ホリゾンタルより開きが大きく、少し小さめな襟がポイントです。
第一ボタンを外しても立体的に見えるため、カッタウェイの場合はノーネクタイがオススメです。
おすすめ着用シーンは「ビジネスカジュアル」「カジュアルシーン」となります。
5, 襟が小さい「ナローショート」
短くて小さな襟が特徴のスタイリッシュなデザインです。
「ショートPOINTカラー」や「スモールカラー」とも呼ばれています。
小さく控えめな印象なので、色柄によってはカジュアルなシーンで使われることが多い襟型です。
ドレッシーな印象もあり、結婚式の二次会などの気軽なフォーマルシーンにはぴったりです。
襟の主張が控えめなので、スリム体形や小柄な人にお勧めです。
ただ、細い幅のネクタイと合わせるのが定番の襟型なので、披露宴などのフォーマルシーンでは控えたほうが良いでしょう。
おすすめの着用シーンは「結婚式の二次会」です。
6, 襟先のボタンが特徴のボタンダウン
ボタンダウンは襟先の小さいボタンがポイントです。
以来、日本でも根強い人気ですが、もともとはイギリスのポロ競技からヒントを得ています。
第一ボタンをはずしてノーネクタイで着用することが多く、ネクタイなしでお襟元をボタンで止めることで、襟が左右に開きません。
比較的カジュアルな印象ですが、着用の際は襟先のボタンは必ず留めてくださいね。
おすすめの着こなしシーンとしては「ビジネスカジュアル」「クールビズ」「結婚式の二次会」になります。
7, 立て襟が特徴の「スタンドカラー」
スタンドカラーは襟の折り返しがないデザインで、首周りに沿った立て襟が特徴です。
ノーネクタイ出来ることを前提に作られた札なので、首周りはとてもシンプルです。
一枚で着ればすっきりした印象に、ジャケットと合わせればこなれた印象になるという、着こなしの幅の広さが魅力の一つ。
カーディガンと合わせてカジュアルに着こなすのもおすすめです。
オススメの着用シーンは「結婚式の二次会」「カジュアルシーン」です。
8,折り返した襟先が折れたデザイン「ウイングカラー」
ウイングカラーは首を包み込むように襟が立ち上がり、襟先が前に折れた襟型です。
小さく折り返した襟先が「鳥の翼」のように見えることから「ウイングカラーと名付けられました。
夜の正礼装である「タキシード」や「燕尾服(えんびふく)」と合わせるのに欠かせないシャツです。
ボウタイとコーディネートすることも多い襟型です。
華やかなお祝いの席にぴったり。
ボリュームのあるアスコットタイと合わせてもおしゃれな印象になります。
オススメの着用シーンは「結婚式や披露宴(真臘)」「二次会」「記念式典」に向いています。
9, 2つ並んだ第一ボタンが特徴の「ドゥエボットーニ」
第一ボタンが縦に二つ並んだ襟の形のことです。
台襟が高くデザインされていて、襟先までの長さも長くなっています。
襟が高く自立しているためノーネクタイでも襟元が綺麗に見えるのが特徴です。
ネクタイを締めてもエレガントで華やかな雰囲気になります。
首の長さが気になる人でも、首の露出が少ないため、目立ちにくくなります。
また、しっかりと襟がたって形をキープするため、首が細い人でも、首元が開きすぎず、気になりません。
おすすめ着用シーンは「ビジネス」「ビジネスカジュアル」「結婚式の二次会」になります。
オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?
低価格&高品質だからこそできる、理想が叶う自分だけのオーダースーツが作れます
「着心地と楽しさで日本のビジネスシーンを明るくする!」というミッションを実現させるために、特別価格で極上のスーツの提供されているお店です。
さらに、初回お試しなら19800円+税金(税込み21780円)でシングル上下1着が作れます。
オーダースーツSADAは、スーツの悩みを解決できることに力を入れているので、自分好みのスーツが作れます。
海外でのコストメリットに加え、仕入れコストや物流などの工夫により、お値段以上のスーツを提供しています。
購入後1ヵ月以内であれば、無料のお直しをしております。さらに、サイズの大きいキングサイズの方に対しても割増料を請求していません。
以上のことから、オーダーメイドならではでお客様に寄り添えるスーツが作れます。
しっかりとした採寸をもとにスーツを作ることで体にフィットしたサイズ考えられます。
オーダースーツなので、一度試着してみて不具合があれば、採寸データもあることから、すぐに微調整してくれます。
さらに採寸データは5年間保存されており、2着目からは生地の指示や「2センチ詰めて」などの、少しの指示で手直し可能です。
生地やデザイン、豊富な選択肢から自由に選べる楽しさもあります。
サイズのみではジャケットでは300通り、スラックスでは250通りの基本パターンがあります。
スポーツ体形や、猫背やO脚の体形補正も選択付加させることが出来るので、どんな方でも満足のいくスーツを手に入れることが出来るオーダースーツ専門店です。
2ボタン シングルスーツ スリーピース
生地素材 |
|
---|---|
裏地 | |
ボタン | |
オプションその他 | |
担当スタイリスト | 高橋 |