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スーツ生地の素材の特徴と選び方!オーダースーツに使えるおすすめのブランドも紹介! Vol.159

K.M様

投稿日
最終更新日
この記事の内容は、
2022年6月20日当時のものです。
公開から2年以上経過しています。
(879日)

オーダースーツを仕立てる際には生地選びが必須です。

オーダースーツ作りの醍醐味でもあり楽しいポイントではありますが、意外と細かく種類も多いため迷ってしまう方がほとんどです。

そこで今回は生地の素材や特徴、選び方やおすすめのブランドまで解説していきます。

あらかじめ情報を知っておき、素敵なスーツ作りに役立ててくださいね。

お客様スーツコレクション Vol.159のアイキャッチ画像

お客様スーツコレクション Vol.159

こんにちは、オーダースーツSADA静岡パルコ店です、

本日はお客様のスーツをご紹介い たします。

K.M様にご協力いただきました!

【担当スタイリストより一言】

K.M様、この度は、当店にてスーツをお仕立て頂きありがとうございます。

シングルスーツ、2ボタンノッチラペルでスタンダードなデザイン&シルエットに仕上がりました。

写真には写っておりませんが、ジャケットの裏地はキュプラ素材の背抜き仕立て、

着心地と春夏スーツらしい通気性を合わせ持つ一着となりました。

ぜひ様々な機会で着用していただけますと幸いです。

K.M様写真撮影のご協力誠にありがとうございました。

またのご利用、スタッフ一同心よりお待ちしております。

多数のお客様に写真撮影にご協力いただき、撮影からスーツコレクションへの掲載に

期間が空いております。

更新ペースを上げてまいりますので、ぜひ楽しみにお待ちくださいませ

スーツの生地の主な素材とは

オーダースーツの生地は季節や着心地に合わせて様々な種類から選ぶ事が出来ます。

より快適なスーツに仕上げるには、素材にもこだわるのが吉。オールシーズン対応する素材から夏用、冬用とありますのでそれぞれご紹介いたします。

オールシーズン

・ウール

最も一般的な生地で、冬は暖かく夏は涼しい機能性の高い素材。高級感のある見た目も特徴。混紡生地と呼ばれる生地も存在し、ウール50%×ポリエステル50%などのものがある。その場合より頑丈な生地。

・ポリエステル

少々の粗さではへこたれない生地の耐久性の高さが特徴の化学繊維。シワになりにくく比較的安価で購入可能。

・シルク

光沢が美しく保温や吸湿、放湿などあらゆる機能に優れた高級天然素材。

肌馴染みが素晴らしいが手入れが大変な面も持つ。

・コットン

本場イタリアでは人気のある素材。しかしながら日本のビジネススーツではあまり人気はない。

春夏対応

・モヘア

春夏素材の代表格。多くの生地メーカーから好まれている。「モヘア」というヤギの一種を利用した素材。

・リネン

 洋服でも人気がある麻から作る天然の素材。やわらかさや肌馴染みの良さに定評がある。

シワになりやすい欠点もある。

・フレスコ

英国マーチンソンの商標名。2本の糸を撚り合わせ平織で仕上げるため、程よい隙間が生まれ通気性の良さを実感できる。シワになりにくい。

秋冬対応

・カシミア

山岳に生息するカシミヤの産毛から作る高級天然素材。カシミヤ自体が極寒に生息しているため非常に保温性が高く寒い時期にも安心して着用出来る。繊維が細かく光沢や軽さ、肌触りがいいといった半面耐久性が低い。

・フランネル

フェルトのようなあたたかな見た目の生地。季節を感じさせる着こなしが可能な人気の一品。

・シャークスキン

サメの川の様な柄が由来のクラシカルな生地。遠目には無地のようにも見えるが縦横交互に配列した綾織りで奥行きを生んでいる。

原産国によって生地に特徴がある

スーツ生地の主な原産国はイタリア、イギリス、日本の3国です。

しかしながら国産品はイタリア、イギリスのスーツ生地には追い付けていないのが現状。

スーツ生地を大量に生産するには良質な「軟水」が必要不可欠です。

特に上質なウール100%の生地ともなると良質な軟水がたっぷりと必要になってくる為、生産出来る場所も限られてきます。合わせてイギリスやイタリアの人々のファッション感性の高さやこだわりが、良い生地を生みだしているのです。

イギリスのブリティッシュスタイルやイタリアのイタリアンスタイルなどは有名ですね。

はるか昔からスーツがよく着られている地域で、最高品質の生地が作られていることが良くわかります。

以下でそれぞれの特徴を簡単に解説します。

・日本

夏は暑く冬は寒い日本は、機能性に優れた生地素材が多くあります。

着心地や耐久性にも優れ、値段はピンキリ。

・イギリス

イギリスの生地はしっかりとした厚みがあります。

寒く湿気も多い地域性が働き、その仕様にたどり着いたのでしょう。クラシカルな雰囲気が漂うものが多い。

・イタリア

特にファッション性が高くおしゃれな紳士が多くみられるイタリアでは光沢のある素材が豊富。トレンドにも敏感で垢ぬけたものが好まれ毎年生みだされる。

イタリアのスーツの生地の特徴

イタリアのスーツ生地の特徴は、まず発色の良さにあるでしょう。鮮やかな色使いにそのファッションに対する感性の高さを感じずにはいられません。暖かで湿気の少ない気候からも軽くて肌触りの良い薄めの生地も特徴です。単糸を使用した生地が主流となります。

身体に馴染みの良いしなやかさの反面、イギリスや日本国産の生地と比べると耐久性に劣ります。

イタリアの中でも代表的な産地はビエラです。

イタリア生地おすすめブランド

それでは気になるイタリア生地のおすすめブランドを見ていきましょう。

【REDAーレダー】

150年という長い歴史をスーツ作りに注いできたレダの生地はイタリアを代表する品質です。

原毛調達の段階から出来上がりまで徹底管理され、高い技術を駆使して高品質な生地を生みだしている名門メーカーです。

高品質なのにコスパの良いレダは、オーダースーツSADAでお仕立て可能です。64,900円(税込)からお求めいただけます。

【CANONICOーカノニコー】

世界最古の織元と言われるカノニコは一貫生産を行うことで常に高品質の素材を生みだし世界中にファンを抱えています。

イタリア生地ならではの軽さや光沢、鮮やかな発色が人気です。おしゃれで上質なカノニコは、当店では75,900円(税込)よりお取り扱いしております。

気になる生地がございましたらお問い合わせのみでもお気軽にどうぞ。

イギリスのスーツの生地の特徴

イギリスの生地は双糸で織りあげられ、耐久性に優れしっかりとした厚みやコシがあります。

そういった重めの生地が好まれ愛される背景には、寒く湿気も多い地域が関係しています。イギリスでは重厚感があり、ダンディズムを感じさせるクラシカルな雰囲気のものが多くみられます。保守的な国民性の表れとも言えますね。

代表的な産地はハダーズフィールドです。

イギリス生地おすすめブランド

それでは気になるイギリス生地でおすすめの有名ブランドのご紹介です。

【JOHN FOSTER(ジョンフォンスター)】

重圧なものが多い英国生地の中でも、比較的ビジネスシーン向きな生地が多くありシンプルで上品なデザインです。

ハリやコシもしっかりとあります。無地素材も豊富でカラーもネイビーグレー、ストライプもあります。

当店では60,280円(税込)よりお仕立てが可能です。

クセの少ない着こなしのしやすい生地が豊富にそろえられています。英国紳士の上品な装いを体感してみませんか?

おすすめのスーツの生地の選び方

一般的に生地の繊維が細かくなればなるほど上質であるとされ、価格が上がります。繊維の細かさはスーツのタグにSUPERと書かれ表示されており、数値が高いほど細かな繊維を用いた上質な生地であるということです。

生地の特性やブランドの紹介をしてきましたが、生地選びに重要となる3つのポイントも抑えておきましょう。

【光沢】

どのような光沢を放つ生地かを見ます。程よい光沢を選ぶか、シルクが用いられている最上級の光沢のあるスーツを選ぶのか、着用するシーンや自分の肌の色や雰囲気にマッチしているか、相性を確認してみましょう。

【やわらかさ】

試しに生地を触ってみましょう。肌に馴染むようななめらかさやふわっとした触りなら上質な生地と言えます。

【ストレッチ性】

必要でない方ももちろんいらっしゃるかと思いますが、動き回るような職務に就かれている方はストレッチ性が非常に重要です。生地の痛みなどの耐久性に直結します。

生地の端を少し摘み、伸びの良さを確認してみましょう。伸びが良く、すぐに戻るのなら良質な生地であると言えます。

スーツは生地までこだわろう

今や既製品でも十分上質なスーツはたくさん販売されています。

しかし、オリジナリティにどこか欠落した部分があるのも事実ではないでしょうか。

オーダースーツを仕立てる楽しみは最適な生地選びや、細かな仕様の有無など多くあります。

特に産地により全く印象の異なる生地は、一目見ただけでは迷ってしまう方がほとんどです。

一つ一つ特徴や違い、品質などをあらかじめインプットしてからのオーダースーツ作りは、より良いものが選べることでしょう。

生地選びに迷った際は店舗のスタイリストと相談して意見を絞りましょう。きっと最高のスーツを作る素材に出会えますよ。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

オーダースーツSADAは、オーダースーツチェーン店舗日本一の最高のスーツをお仕立てするスーツ専門店です。

お客様一人一人の身体に応じて細かな部分にまでこだわり抜き、生地は国産はもちろん、今回ご紹介したイタリア製、イギリス製のものまで幅広くご用意しております。

既製品では体感できない本当にジャストフィットする、世界にたった1着のあなただけのスーツをお仕立てしませんか?

あなたの大切なスーツ作りを、一つ一つ丁寧に作り上げるオーダースーツSADAにお任せください。

驚きのフィット感と着心地をお届けいたします。

2ボタン シングルスーツ

生地素材
  • 生地品番:No. 7-3541
  • サマーウール
  • 黒 無地
裏地
ボタン
オプションその他
担当スタイリスト