スーツのお手入れ方法って?長持ちさせるためには何をすればいい?お手入れの際の注意点も解説!
Y.A様
2022年5月19日当時のものです。
公開から2年以上経過しています。
(944日)
こんにちは、オーダースーツSADA静岡パルコ店です、
本日はお客様のお仕立ていただいたスーツをご紹介いたします。
Y.A様にご協力いただきました!
【担当スタイリストより一言】
Y.A様、この度は、当店にてスーツをお仕立て頂きありがとうございます。
シングルスーツ、2ボタンノッチラペル
腰ポケットはスラント(斜め)を選んでいただきウエスト周りにアクセントのあるすっきりとした印象に。
明るいグレーのスーツ生地をAMF(ハンドステッチ風衿)と水牛ボタンでクラシックに引き締めています。
Y.A様写真撮影のご協力誠にありがとうございました。
ぜひ様々な機会で着用していただけますと幸いです。
またのご利用、スタッフ一同心よりお待ちしております。
多数のお客様に写真撮影にご協力いただき、撮影からスーツコレクションへの掲載に
期間が空いております。
更新ペースを上げてまいりますので、ぜひ楽しみにお待ちくださいませ
突然ですが皆さん、スーツのお手入れってしていますか?
スーツは高価なものですから、長持ちさせるためにお手入れすることをおすすめします。
お手入れ方法を紹介していくので、今までお手入れをしていなかった人はぜひやってみてください。
スーツの手入れはどうして必要?
着用後のスーツには汗が染みついていたり、ホコリがついていたりと汚れた状態になっています。
この積み重ねが生地の変色や破れ、穴開きなどの劣化を引き起こしてしまうのです。
頻繁に着ないスーツでも、汚れた状態での長時間放置が劣化の原因になります。
スーツの着用頻度問わず、なるべく着用した後はお手入れしましょう。
また、このとき「しょっちゅうクリーニングに出してるし、大丈夫じゃない?」という人がいます。
クリーニングは汚れを落とすために少し強い薬剤を使っているので、生地に少なからず負担がかかります。
クリーニングは1シーズンに1回、多くても2回程度がベスト。
その分、日々のお手入れをしっかりやっておきましょう。
スーツ着用後にするべき手入れ
スーツの着用後になるべく毎日やっておきたい簡単なお手入れから紹介していきます。
以下の3つから実践していきましょう。
- スーツ専用ハンガーにかける
- 霧吹きでシワを取る
- 2,3日休ませる
それぞれ解説していきます。
スーツ専用ハンガーにかける
帰宅したらすぐにスーツを脱ぎ、「スーツ専用ハンガー」にかけましょう。
ジャケット、スラックスに分けて解説していきます。
ジャケット:形崩れを防ぐ!
ジャケット専用のハンガーにかければ、形崩れやシワの発生を防げます。
ジャケット用のハンガーは肩の部分が大きく、首から肩のラインが実際に着た時のように滑らかです。
スーツの肩の部分には肩パッドなども入っているため、比較的重みがあります。
一般的なハンガーにスーツをかけてしまうと、肩の重みでスーツ全体が垂れ下がってしまい、形崩れを起こすのです。
形崩れはシワの原因になるのはもちろん、生地の劣化の原因にもなります。
また、ポケットの中身の重量も形崩れの原因ですので、ポケットは空にしてくださいね。
ポケットが空の状態で、ジャケット専用ハンガーに毎日かけるようにしましょう。
スラックス:シワ伸ばしができる!
スラックス専用のハンガーで吊るせば、着用時にできたシワを伸ばせます。
スラックス専用ハンガーは、スラックスの裾先をはさんでまるごと吊るす方式です。
生地の繊維が持つシワの復元力は、伸びることでより発揮されます。
吊るすことで、重みにより勝手にシワが伸びてくれるのです。
一般的なハンガーの場合、スラックスを膝あたりで折ってかけることが多いのではないでしょうか。
このかけ方だと重みが分散されシワも伸びず、膝あたりに新たな折り目もできてしまいます。
スラックスのフロントの真ん中にある折り目「センタープレス」も潰れてしまい、見た目もよくありません。
見た目の面からもシワによる劣化を防ぐ面からもメリットがあるので、スラックスもしっかり専用ハンガーにかけておくようにしましょう。
霧吹きでシワを取る
シワの部分に霧吹きをかければ、軽いシワは元に戻ります。
なるべく毎日シワを元に戻しておきましょう。
スーツの生地の繊維には復元力があるので、霧吹きで湿気を与えれば勝手に元の状態に戻ろうとします。
なお、このとき先述したスーツ専用ハンガーにかけておくと効果UPです。
特に関節部分や背中・お尻の部分はシワが付きがちですので、重点的に霧吹きしてください。
少し面倒なようで、かける場所が分かってくれば1分もかかりません。
効果は抜群ですので、ぜひやってみましょう。
2,3日陰干しする
同じスーツは連続で着用せず、風通しのいい場所で2,3日陰干ししましょう。
専用ハンガーにかけ、シワに霧吹きをした後2,3日陰干しすれば、染み込んだ汗は乾燥し、シワの復元により形崩れのリスクがさらに低くなります。
スーツが日焼けしてしまうので、日の当たる場所は避けてください。
また、スーツは最低でも3着持っておき、着回した方がいいですね。
定期的にするべきお手入れ
続いて、毎日ではなくとも定期的にやっておきたいお手入れ方法を2つ紹介します。
- ブラッシングする
- スチームアイロンをかける
それぞれ、解説していきます。
ブラッシングする
専用ハンガーにかけた状態でブラッシングをしましょう。
ブラッシングは本当は毎日やるのが理想です。
ですが手間がかかるので、最低でも3日に1回を目安にやりましょう。
洋服用のブラシ(豚網のような天然毛がおすすめ)を用意してくださいね。
ブラッシングをかける際のポイントを4つ解説します。
上から下にブラシをかける
スーツ全体を叩いてホコリを浮かせ、上から下に向かってブラシをかけます。
ホコリを払い落すイメージでブラッシングしていきましょう。
なるべく縫い目に沿ってブラシをかける
できる限り縫い目に沿ってブラシをかけていきましょう。
スーツは縫い目に埋もれる形でホコリや汚れが溜まっていきます。
縫い目に沿ってブラシをかけないと、埋まったホコリは取れません。
生地に傷を付けてしまうことにもつながるので、縫い目に沿う意識でブラッシングしてくださいね。
ブラシは大きく動かす
ブラシは大きく動かして汚れを払い落しましょう。
細かくブラシを動かすと、繊維を傷つけたり、汚れを繊維に埋め込んでしまったりします。
なるべく大きな動きを意識してブラッシングしてくださいね。
襟の裏側やポケットの中にもブラシをかける
襟の裏側やポケットの中も忘れずにブラシをかけてください。
襟の裏側やポケットの中は、かなり汚れが貯まりやすい部分です。
見えている部分だけでなく隠れた部分までブラッシングしてくださいね。
スチームアイロンをかける
スチームアイロンをかければ、シワ伸ばしとテカり直しができます。
できれば、週末など1週間に1回はやっておきたいお手入れ方法です。
普通に着ているとシワができるのはもちろんですが、表面の繊維が潰れることでテカりも発生して見た目が悪くなってしまいます。
スチームアイロンで湿気を与えながらアイロンをかければ、シワと繊維の潰れが一気に元通りになるのです。
スーツの手入れで気を付けるポイントは?
スーツの手入れで気を付けるべきポイントは以下の2つです。
- 傷つけないようにやさしく手入れする
- 洗濯する場合は洗濯表示をチェックする
それぞれのポイントについて解説します。
傷つけないようにやさしく手入れする
スーツのブラッシングやアイロンをする際、力を入れすぎて生地を傷つけないようにしましょう。
よくあるのが、汚れを取りたくてブラシでこすりすぎたり、アイロンの先を突き刺してしまったりというケースです。
スーツは傷がついた部分から劣化しやすくなってしまうので、やさしくお手入れしてくださいね。
洗濯する場合は洗濯表示をチェックする
どうしても汚れがついて自宅で洗濯する場合は、洗濯表示をチェックしてください。
中には、洗濯機での洗濯がNGのスーツもあります。
気にせず洗濯をしたい方は、洗濯OKの加工がされている「ウォッシャブルスーツ」を揃えるのがおすすめです。
オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?
オーダースーツSADAは、これまでに累計5,000,000点以上のスーツを仕立てているオーダースーツブランドです。
オーダースーツSADAでは、初回お試し19,800円(税込21,780円:2022年10月現在)からスーツをお仕立ていたします。
店舗のスタイリストは、今回ご紹介したようなスーツのお手入れ方法に関しても熟練しています。
分からないことがあれば、なんでも聞いていただいて大丈夫です。
ぜひオーダースーツSADAへ、ご来店予約をお待ちしております。
メタディスクリプション
スーツを長く着られるようにするには、日々のお手入れが重要です。お手入れをしないと、汚れやホコリ、シワからスーツが劣化してしまいます。毎日やるべきお手入れと定期的にやるべきお手入れに分けて解説します。
2ボタン シングルスーツ
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