自身のスーツへのこだわり
スーツ選びは生地選びからと言われているくらい、生地選びは重要です。選ぶ生地によって仕立て上がりが全く変わってくるからです。同じような生地でも仕立て映えする生地もあれば、イメージ通りにいかないものもあります。そこが生地選びの難しいところでもあるのですが、醍醐味とも言えるところです。また、トレンドを意識したスーツ作りも大切ですが、それ以上にきちんとしたフィッティングがスーツを仕立てる上では欠かせません。フィッティングを怠ってしまうと、どんなに良い生地を選んでも満足のいくスーツにはほど遠くなってしまいます。きちんとフィッティングを行い、個々の希望を聞きながら満足に近いスーツをお渡しできるように拘っています。
オススメ(得意な)スーツスタイル
体にフィットする細身のスタイルを好まれる方が多いですが、実際のところ、人によっては少しだけゆとりを入れることで、よりスタイリッシュに着こなすことができます。その為にもきちんとフィッティングをしていくことが大切です。オーダーの良さは横幅だけではなく、上着丈や股下などの長さも決められることです。既製品との違いはそこに尽きます。逆に言ってしまえば、折角オーダースーツを作るのであればそこまで考えて作ることがより良いスーツ作りへの一歩に繋がるのではないでしょうか。それを踏まえて、お勧めしているのはバランスの取れたスタイルです。
SADAのオススメポイント
なんと言っても裏地の種類ではないでしょうか。意外かもしれませんが、生地だけではなく、裏地の種類も豊富です。一見、地味に思われてしまうかもしれないのですが、裏地でもスーツの顔はかなり変わります。同じ生地でも裏地を変えることによって全く表情の異なるスーツに仕立て上がります。生地に拘ってスーツを仕立てられるのであれば、裏地もしっかりと自分好みのものを選んでみてください。また、その際には通気性の良い裏地を選ぶことも大切です。裏地が決まっている既製品も良いですが、オーダーならではの楽しさを感じていただければ嬉しいです。
趣味・その他
映画鑑賞が昔から好きです。その時代ごとの服装につい目を向けてしまいます。古い映画でも、着こなしなど興味を惹かれるものが多くあり、そうした発見をすることが楽しいです。例えば、1980年代の映画ひとつ取っても、現在流行しているものに近い形のファッションではあるのですが、完全に同じではなく、少しずつ洗練されアレンジをされて現代に復活している点があり、興味深いと感心してしまいます。元々、洋服が好きなので、そういう題材の作品や番組を見ることが多いのですが、デザインも時代背景が色濃く影響していたりして、デザイナーの考えだけではない背景を知ることに興味があります。