ディティールが違うと印象が変わる？！vol.5

皆さまこんにちは、オーダースーツSADA立川店です(＾＾)

ディティールの違いについて第五弾！

まずは、前回までのあらすじを軽くおさらいしましょう。

同じ生地で仕立てた2着のディティールの違いについて、“同じ生地＝同じ印象なのか”“ディティールが違うと印象が変わるのか”に着目して比較しました。

詳しくは　ディティールが違うと印象が変わる？！vol.1、vol.2、vol.3、vol.4をご覧ください👀

前回までに『裏地の違い』『衿型の違い』『腰ポケットの違い』『釦の違い』についてご紹介しましたが、大きな違いは残すところあと1つ！皆さまお気づきでしょうか？

では、早速ですが5つ目の違いをご紹介いたします。

⑤前カット

左は“ラウンド”、右は“スクエア”でのお仕立てです。

え、どこの部分！？という感じでしょうか。2つをよーーーく見比べてみてください。前裾の下部の形が違うことに気がつきましたか？

ラウンドのタイプは上衣の裾をまるく断ったもので、背広の原型です。基本的にはスーツの前裾はまるみを帯びたデザインが多く用いられています。

スクエアはまるみをつけず、角型にしたものです。ダブルでのお仕立てでは一般的なデザインとして用いられています。カジュアルジャケットにも多く見られるデザインです。

2つを比べると、左のラウンドはやわらかい印象に、右のスクエアはシャープな印象に見えるかと思います。前裾の形が異なるだけで、同じ生地でも違う雰囲気にすることができますので、気分を変えたい時はスクエアでのお仕立ても良いのではないでしょうか🌻

前カットなんて気にしたことがなかった！という方が多いと思います。初めてのオーダーですとぶっちゃけなんでもいい、わからないしスタンダードで、となってしまいがちですが、こちらのブログを全てご覧の皆さまなら、より一層オーダーを楽しめるのではないでしょうか☺♪

これからもこちらのブログで、少しでもオーダーの楽しさや良さ、イメージの方法等をお伝えできればと思います✨

作成したいご希望のイメージがある方は、お気軽にお申し付けくださいませ！！

皆さまのご来店、お持ちしております(＾＾)