スーツの季節感を大事にする①
皆さまこんにちは!
オーダースーツSADA立川店です!
今日はスーツの季節によって着分けることのメリットをお話していこうかと思います!
洋服にも半袖Tシャツやウールのコート、キャミソールやタンクトップ、ダウンジャケットなど
特定の季節にしか着ない洋服という物がいくつもありますが、
そもそも日本は四季がはっきり分かれている国ですし、特に春夏秋冬の季節を楽しむ民族だと言われております。
もちろんスーツにも春夏秋冬それぞれ相応しい生地という物が存在します。
当社では主に春夏生地・秋冬生地と分かれて展開、販売しておりますが、
実際、春夏生地のスーツを1年中着回されていらっしゃる方、または秋冬生地も同様ですが、
スーツの季節なんて考えたこともないという方もいらっしゃいます。
昨今空調も効いておりますし、室内に居る分にはジャケットの着脱で温度調整は可能ですし、あったかいインナーが普及し、寒い時は上にコートを羽織ったりして着れば冬でも春夏スーツで過ごせます。
クールビズも定着し、夏はジャケットを無理に羽織らなくていいとされておりますので、夏も無理に春夏スーツでなければダメという訳でもなくなってきました。
「じゃあスーツに春夏も秋冬もいらなくない??」
という疑問が生まれますが、本日は春夏には春夏スーツを、秋冬には秋冬スーツを着るメリットについてお話したいと思います。
①そもそも薄さ、生地の織り方が違う。
では一つめですがもちろん春夏生地と秋冬生地は薄さ(厚さ)が違います。
当たり前ですが真夏に秋冬スーツを着ると、暑くてたまりません。
それはやはり使っているウールやその他の繊維の量が違いますから、当然ではありますが夏に秋冬スーツは暑いです!
さらに生地の織り方も違い、春夏生地は一般的に「平織り」と呼ばれる織り方で、わざと隙間が空くよう織られていて、とても通気性がよく熱がこもりにくい織り方です。
秋冬生地は「綾織り」と言って反対に密度が高く繊維の間に隙間がなくみっちり織られているのが綾織りです。当然ですが春夏生地の違い保温性に優れています。
私も何度か夏に綾織りのスーツ(秋冬物)を着て行ったことがあるのですが、やはり暑いですね!
熱と湿気が保温されて蒸れましたね・・・
春夏生地の時は特に感じなかった蒸れを感じて、季節感って大事だ・・・と改めてわかりました(笑)
逆に冬に平織りの春夏生地を着て行ったこともあるのですが・・・
スースー寒い!!
隙間からドンドン風と冷気が吹き込んできて、かなり寒かったのを覚えてます!
基本、春夏物と秋冬物は季節にあったものを着た方が、温度調節が容易に出来ますし、
熱中症対策や風邪の予防に必要です!
②はまた次回!!